◆巨人のビッグネーム移籍に衝撃

 栗原の移籍後は外国人のルナとペーニャが1年ずつ、そして1年のブランクを経て、2019年から現在も『5』を背負っているのが巨人からの移籍で話題となった長野久義だ。ドラフトでは巨人以外は入団拒否の姿勢を打ち出し、実際に2008年はロッテに入団拒否を申し入れ、ホンダに残留。翌年、巨人からドラフト1位指名を受け入団した。

 ルーキーイヤーは128試合の出場で19本塁打をマークし新人王を獲得。以降も巨人の主力選手としてスタメンに定着。2011年には首位打者、2012年には最多安打のタイトルを獲得している。巨人の顔とも言える選手だったが、2019年1月7日にFAで巨人に移籍した丸佳浩の人的補償としてカープへの移籍が決定。巨人のビッグネームの移籍に衝撃が走った。

 移籍後は巨人時代にはなかった二桁台の試合出場数にとどまっているが、ここぞの勝負強さは健在。もう一花咲かせることをカープファンは期待している。

【背番号『5』を背負った主なカープ選手】
藤井弘(内野手/1955年-1969年)
ギャレット(外野手/1977年-1979年)
町田公二郎(外野手/1992年-2004年)
栗原健太(投手/2006年-2015年)
長野久義(外野手/2019年)
※初めて背番号を付けたシーズンのポジションを表記。