◆2007年・交流戦12位(24試合5勝18敗1分)【投手陣が崩壊し単独最下位に沈む】

 クライマックス・シリーズの導入に伴い、2007年から交流戦の試合数が削減(ホーム、ビジターで2試合ずつ)。カープは交流戦開幕直前のヤクルト戦で黒田が完投勝利を収め、2005年5月10日以来となる3位に浮上していた。夏場に向け尻上がりにチーム状態が上がっていたこともあり、パ・リーグとの戦いにも期待が集まった。

 ところが、いざ開幕すると黒田以外の投手陣が軒並み崩壊。2005年、2006年連覇のロッテ、2007年の覇者・日本ハムには4タテを許すなど、最後まで波に乗りきれなかった。

 6月20日の日本ハム戦に敗れ6連敗を喫すると、最終戦を待たずして交流戦の最下位が決定。チーム防御率(4.73)、勝率(.217)ともに12球団ワーストとなり、勝率に至っては2005年~2019年までの15シーズンで歴代ワースト2位という不名誉な記録となっている。