菊池涼介が開幕からハイペースで安打を量産している。開幕戦でいきなり猛打賞を記録すると、そこから16試合連続で安打を記録。4月25日から5月10日現在までで、再び11試合連続安打を記録中だ。

シーズン200安打を優に超えるペースで安打を量産している菊池涼介選手。

 現在、36試合を消化した時点で安打数は54。1日平均1.5本ということは、年間に換算すると214.5本ペースである。これまでのシーズン日本記録は、2015年に西武時代の秋山翔吾(シンシナティ・レッズ)が記録した216安打。改めて驚異的なペースであることが分かる。

 菊池といえば25年ぶりのリーグ優勝を果たした2016年の最多安打(181安打)が記憶に新しいが、連続試合安打記録にも複数名を連ねる安打製造機でもある。それを裏付ける意味でも、改めて球団記録を振り返っておこう。

 球団が持つ連続試合安打記録は髙橋慶彦氏が持つ33試合(1979年)で、この数字が日本記録であることも広く知られている。2位は2019年の5月1日から6月6日にかけて西川龍馬が記録した27試合。3位は1984年に山崎隆造氏がマークした26試合だ。

 以下、4位が小早川毅彦氏(1984年)の23試合。5位がルイス・ロペス氏(1997年)と菊池(2014年)の22試合。7位が菊池(2014年)とゲイル・ホプキンス氏(1976年)の21試合。9位が野村謙二郎氏(1994年)の20試合と続いている。

 現在、菊池は打率(.360)、打数(150)、安打(54)、塁打(76)の部門でリーグ1位を快走中だ。1番打者が文句なしの活躍を見せているだけに、1日も早いクリーンアップの復調が望まれている。