菊池涼介、小園海斗、正隨優弥に新型コロナウイルス陽性判定が出たことを受け、5月18日〜20日に予定されていたウエスタン・リーグ公式戦(対ソフトバンク/由宇練習場)が中止。練習試合に変更となった。

プロ初安打を放ちながら5月9日に登録抹消となっていた中村奨成選手。

 理由は一軍と二軍で選手の入れ替えが行われるため、野手が不足しチーム編成が困難になるため。不測の事態ではあるが、一軍昇格組は自分をアピールする好機と捉えたい。なかでもプロ4年目の中村奨成は、今回の一軍合流で再びチャンスをつかみたいところだ。

 今季の中村は開幕一軍入りこそ果たせなかったものの、出場機会を増やすためウエスタン・リーグで内外野に挑戦。打撃面でもアピールし、4月16日に一軍昇格を勝ち取った。

 同日の中日戦(バンテリンドーム)でスタメン出場すると、第3打席で二塁打を記録。プロ通算7打席目で、待望のプロ初安打をマークした。4月25日の巨人戦(東京ドーム)では、同点の9回に代打で出場。右中間への二塁打を放ち、勝利に大きく貢献している。

 計8試合の出場で打率.333と少ない打席数ながら結果を残していたが、5月9日に磯村嘉孝と入れ替わる形で二軍に降格。再び一軍昇格を目指す戦いに身を置くことを余儀なくされていた。再度の昇格で、前回以上のインパクトを残したい。

【PCR検査で陰性も、球団独自の自主隔離を実施】

 管轄保健所の調査で濃厚接触者とされた者はいなかったが、球団独自の判断で河田雄祐コーチ、朝山東洋コーチ、磯村嘉孝、石原貴規、松山竜平、大盛穂、西川龍馬、トレーナー1名を自宅待機とし、菊池、小園、正隨を加えた選手計8名を『感染拡大防止特例2021』に基づいて抹消。

 一方で森笠繁コーチが一軍ベンチ入りし、中村奨成、白濱裕太、三好匠、林晃汰、矢野雅哉、メヒア、野間峻祥、宇草孔基の計8名が代替指名選手として出場選手登録される。