今季、一軍ショートのポジション奪取に挑戦している小園海斗。昨年はわずか3試合(一軍)の出場に終わったが、リベンジを期す今シーズンは、6月7日現在で、スタメンに定着し、打率.381のハイアベレージを残している。

 ここでは、かつてのドラフト1位・小園が、一軍のチャンスを勝ち取るため、胸に秘めてきた言葉をクローズアップする。

走攻守の三拍子揃った内野手として活躍を続ける小園海斗選手。

◆「一軍・ショートのポジションを狙う」

 自主トレではヤクルトの山田哲人に弟子入り。球界を代表するスラッガーから得た助言は、打撃・守備の両面で小園海斗の意識を変えていった。二軍スタートとなった春季キャンプ中、小園はこう話し、未来を見すえていた。

「一軍のショートのポジションを狙うのが目標です。そのために、まずは一軍に定着して、任されたところで全力でプレーできたらと思っています」

 昨季、悔しさを味わった小園が、巡ってきたチャンスを逃すはずもなかった。4月下旬に一軍昇格すると、登録以降、ショートでスタメン出場を続け、4割に迫る打率を記録。今もなお一軍のショートとして輝きを放っている。

【小園海斗の今季成績】※6月7日現在
20試合 打率.381 24安打 0本塁打 7打点