◆精密機械と呼ばれた伝説の200勝投手

昭和黄金期の大エースとして活躍した北別府学投手。

北別府学(1976-1994)

 高卒ルーキーながら1年目に2勝をマーク。2年目からは先発ローテーション入りを果たし、“精密機械”と称された抜群の制球力で勝ち星を積み重ねた。プロ3年目から1988年までは、11年間にわたり二桁勝利をマーク。1992年には球団初となる通算200勝を達成した。沢村賞、最多勝など数多くのタイトル、表彰を受けるなど昭和黄金期の大エースとして活躍した。

1957年7月12日生/投手/鹿児島県出身/右投右打/1975年ドラフト1位/カープ在籍19年
◎通算成績:515登板、213勝141敗5セーブ、防御率3.67

◆連続先発登板の日本新記録を達成

平成生まれ初の新人王に輝いた野村祐輔投手。

野村祐輔(2012-)

 菅野智之(東海大)、藤岡貴裕(東洋大)と共に“大学ビッグ3”の異名を取り、明治大からドラフト1位で入団。9勝ながら防御率1.98という驚異的な数字で、平成生まれ初の新人王に輝いた。2016年には最多勝、最高勝率の二冠で、25年ぶりのリーグ優勝に貢献。今年の4月11日には、プロ野球記録となる188試合連続先発登板の金字塔も打ち立てた。

1989年6月24日生/投手/岡山県出身/右投右打/2011年ドラフト1位/カープ在籍10年
◎通算成績:192登板、77勝59敗、防御率3.53