マイナビオールスターゲーム2021に監督推薦で選出された栗林良吏投手。

「マイナビオールスターゲーム2021」に出場する全選手が決まり、カープからは4選手が球宴の舞台に立つ。

 ファン投票では、先発部門で森下暢仁、外野手部門で鈴木誠也の2人が選出。選手間投票で菊池涼介、監督推薦で栗林良吏が選ばれた。森下と栗林はプロ初のオールスター出場。鈴木誠也は5度目、菊池涼介は7度目の出場となる。

 今シーズンこれまでの4選手の成績を振り返ると、森下は12試合に先発し、5勝4敗、防御率2.51、67奪三振。鈴木誠也は打率.294、64安打、12本塁打、31打点。菊池涼介は打率.293、78安打、7本塁打、22打点。

 なかでも守護神に抜擢されたルーキー栗林は、30試合に登板しリーグ2位の16セーブをあげ、防御率は脅威の0点台(0.61)。イニング数を上回る奪三振を記録しており(29.2回、47奪三振)、守護神としての抜群の安定感を評価され、新人ながら球宴に初選出された。

「キャンプが始まるまでは、開幕一軍に入り、1年間一軍でプレーすることが目標でしたが、いまは、1年間しっかりと守護神としてやっていく目標を加えています。そういう意味では、良いスタートが切れたと思いますし、1年間しっかりと結果を残していくために、体のコンディションを含めて調整していきたいと思います」

 4選手ともに、東京五輪に挑む侍ジャパンに続く選出。2年ぶりに開催されるオールスターでも、シーズン同様に、ファンを魅了する活躍に期待したい。

「マイナビオールスターゲーム2021」は7月16日(金)にメットライフドーム、7月17日(土)に楽天生命パーク宮城で、いずれも18時試合開始。
※選手の成績はすべて7月5日時点のもの。