全国の高校野球ファンに広島の高校のイメージを聞くと
ほぼほぼ名前が上がるのが、実績も伝統も申し分ないあの高校。
その名は広陵高校。

 

部員数はなんと約150名。
野球チームを16チーム作ることができる。

しかも1年生からベンチに入っている選手もいるとなると
かなりの競争率で途方に暮れそうだが
練習場での球児たちの目は輝きを放っていた。

もちろん、キツそうな表情もたくさん(笑)

強豪校特有の殺伐としたピンとした空気感を想像していたけど
チーム全体の空気感は明るく朗らかでポジティブな空間で
パワースポット的雰囲気も感じた。

それもそのはず。
グラウンドの周りには歴代の選手たちの石碑が並んであり
このグラウンドには錚々たる選手の汗と夢のカケラが染み込んでいる。

 

2時間近く階段を上り下りするチーム、
屋根のあるフットサルコートにはびっしりバッティング練習、
ウェイトやフィジカルトレーニングをしているチーム、
球場では試合を想定した連携プレーの練習、
練習を全力でサポートする3年生。

一人ひとり、今この瞬間をアップデートしている。

中井監督が球場に入ると
緊張した顔つきの球児数人が監督の元へ走り
ポケットから出した紙を見せているシーンがあった。

後で聞くと、学校の試験の結果を監督に見せていたようだ。
点数が低すぎると練習に参加させないとのこと。

球児たちのあの緊張した顔を見て
『野球できなくなる緊張感なんだ』と思うと
このチームの前向きさ、一人ひとりにチャンスがあるからこそ
少しでも出遅れたらレギュラー獲得の道のチャンスが減るということなのだろうか?

いろんな考察をしたけれど、中井監督は
「野球だけじゃなくて人間も良くないと」
と力強くおっしゃった。

 

一人一人が主役。

自分はチームのためにどう役に立てるのか?
もちろんベンチ入りを目指しながらも、
自分の置かれた状況、もしくは自分が置いた状況で、
どうチームに花を咲かせるか考えている。

だからこそ、こんなにも前向きで明るく
勝った時の喜びも、負けた時の悔しさも
どのチームよりも大きい。

その大きな喜びと悔しさの中で戦い抜いた
一人ひとりのスケールは、未来への翼は
大きく成長しているはずだ。

広陵高校。
知れば知るほどファンになっちゃう。

そんな魅力を持ったチームでした。

「広島県高校野球ダイジェスト」公式アンバサダー・HIPPY

【「広島県高校野球ダイジェスト2021」のご予約はこちら】

「広島県高校野球ダイジェスト」Twitter
「広島県高校野球ダイジェスト」Instagram 

 

(HIPPYプロフィール)
2015年 NIPPON CROWNよりメジャーデビュー。代表曲の「君に捧げる応援歌」は多くのプロ野球チーム選手の登場曲に使用されており、2020年度プロ野球選手の登場曲 タイトル別ランキングで1位を獲得している。MVの合計再生数は1000万回再生を突破。TikTokでは3000万再生を超えるなど人から人へ HIPPYのソウルミュージックがじわじわと広がりを見せ、日本最大級のデカメンと、見た目から想像できない歌唱力をウェポン(武器)に広島から全国各地へ!歌を声を喉を鳴らしている。