今季からサンフレッチェの一員となった今津佑太。ここでは、熾烈を極めるDFのポジション争いで存在感をみせる今津の素顔に迫る。

サンフレッチェ広島・今津佑太選手。

ー広島に来られて約半年が経ちました。オフの日の過ごし方を教えてください。

「広島は、繁華街も、海などの自然も行きやすい場所にあるのでとても暮らしやすいです。これまで住んでいた山梨県とは環境が全く違うので新鮮に感じています。(清水)航平くんと(浅野)雄也に誘われたのがきっかけで、オフの日に釣りを始めました。釣りはこれまでしたことがなかったので、すごく新鮮で楽しいです。船で瀬戸内海に出たときは、タイやイカを釣りました(笑)。まだまだ初心者ですが、早く趣味だと胸を張って言えるようになりたいです」

ー山梨県で暮らしているときから続けている趣味はありますか?

「山梨県ではよくカフェ巡りをしていました。富士山麓の湖の近くにあるカフェで珈琲を飲んだりしていましたね。景色の良い場所が好きなんです。広島にも素敵な場所があると思うので、これからお気に入りを探していきたいです」

ー同い年に川辺選手、同じ地元出身に柏選手がいます。よく話しはされますか?

「(川辺)駿はずっと世代別代表に入っていたので知っていましたし、大学に駿とユースの同期がいたので身近に感じていました。そつがないプレーをする選手なので、堅い印象を持っていましたが、意外とふざけたりするので絡みやすいです(笑)。カシくん(柏)は、僕が中学生の頃に、たまたまフットサル場で会って、一緒にボールを蹴ってもらったことがあるんです。甲府に入団する直前のタイミングだったのですが、めちゃくちゃ上手くて驚いたのを覚えています。やっぱりこれくらい上手くないとプロにはなれないんだと思いましたね。サンフレッチェ入団後は、みんなの前でいじってくれて(笑)、仲間の輪に入れてくれたのがうれしかったです」

ー今津選手は、どこか落ち着いていて真面目な印象があります。どんな性格ですか?

「確かに真面目だと思います。あと負けず嫌いですね。試合になかなか出れない時期があり、エリートと呼ばれる選手とは程遠いサッカー人生でしたが、負けたと思ったらダメ、せめて走り負けないようにしようと意地だけで頑張ってきました。負けず嫌いの性格がなかったら、ここまでこれていなかったと思います」