カープの守護神として活躍を続ける栗林良吏投手。

 プロ1年目からクローザーの大役を任されている栗林良吏。デビューからの連続無失点記録を更新するなど、開幕から大車輪の活躍をみせている。ここでは、数々の記録を打ち立てる栗林の登板のなかから印象的な4シーンを、写真と共に取り上げる。

◆3.27 中日戦/プロ初セーブを記録

 

 3点リードの9回に登板すると、相手打線を三者凡退に抑え記念すべきプロ初セーブをマーク。試合後には守護神に指名した佐々岡真司監督と記念撮影に応じた。

◆5.4 巨人戦/プロ野球新記録を達成

 

 同点の9回に登板。ピンチを迎えるも、最後は丸佳浩をフォークで空振り三振に抑えて無失点。プロ初登板から14試合連続無失点というプロ野球新記録を打ち立てた。

◆6.10 ソフトバンク戦/球団新の開幕から22試合連続無失点

 

 緊迫した投手戦となった試合。同点の9回に登板すると2死二、三塁のピンチを招くも踏ん張り無失点。2013年に河内貴哉氏(現球団広報)がマークした球団記録を更新した。

◆6.15 西武戦/連敗を8で止める3者連続三振

 

 8回に宇草孔基が勝ち越し本塁打。直後の9回に登板すると西武打線を3者連続三振に抑える完璧な投球。8連敗中だったチームに久しぶりに歓喜の瞬間を届けた。

◆デビューからの連続無失点記録を記念して、栗林良吏投手の記念プレートを設置

 プロ初登板から14試合連続無失点の『プロ野球新記録』を達成した栗林良吏投手の記録を記念して、6月23日、マツダスタジアムの外野指定席レフト後方壁面に記念プレートが設置された。プレートには、記録を達成した5月4日の巨人戦(マツダスタジアム)の登板シーンが刻まれている。

 また、開幕からの大車輪の活躍が認められ、東京五輪の日本代表に選出。新人ながら日本の守護神に抜擢されると、5試合すべてに登板し2勝3セーブをマーク。悲願の金メダル獲得に貢献した。東京五輪を経て新たな称号が加わった守護神の後半戦の活躍に期待がかかる。