◆自分の持ち味を再確認し自信をつかんだプロ初安打

─他の選手にここだけは負けない自分だけの武器を教えてください。

「守備力です」

─具体的に守備のどういった部分でしょうか?

「捕球が難しい打球に対してのスライディングキャッチやダイビングキャッチは自分の得意分野だと思っているので、そういう球際の強さは他の選手にも負けていない部分だと思っています」

─プロ入り以降、守備力の面で、レベルアップしたという手応えは感じておられますか?

「そうですね。1年目に比べると、投手が投げる際のタイミングの取り方だったり、ステップの仕方は良くなっていると感じています。少しずつではありますが、一歩目のスタートも良くなってきているので、そこは自分の持ち味として伸ばしていきたい部分ですね」

─プロでやっていけると手応えを感じた試合を教えてください。

「確かな手応えとまではいきませんが、昨年一軍に上げてもらい、打席に立った時、一軍投手が投げる真っ直ぐに負けることなくスイングができたのは自信になりました。そこはプラスに捉えて、それ以降はプレーすることができました」

─その感覚を感じたのは初打席ですか?(2020年7月24日・DeNA戦)

「2打席目です(2020年7月26日・DeNA戦)。初打席は緊張して、不安な気持ちが大きかったのですが、2打席目はある程度、平常心で打席に立つことができました。そこで内野安打を打てたのですが、きれいな安打でなくてもこれも一つの大きな結果なんだと思えたのは大きかったですね。プロ野球選手としてやっていくうえで、改めて自分の持ち味を再確認した打席でもありました」