広島の4番・鈴木誠也が絶好調だ。9月8日の中日戦(マツダスタジアム)で、5試合連続となる先制のソロ本塁打を放ち、自身6年連続となる25本塁打をマークした。

9月8日の中日戦で5試合連続本塁打を放った鈴木誠也選手。

 両チーム無得点の2回、先頭で迎えた4番・鈴木は、中日先発の左腕・松葉に対してカウント0-1からの2球目を振り抜くと、高く舞い上がった打球はレフトスタンドへと吸い込まれた。9月に入り6本塁打目、8月26日以降最近12試合では10本塁打と量産体制に入った。

 チームでの5試合連続本塁打は、4番を受け継いだ偉大な先輩である新井貴浩が記録した2005年以来となる。新井は2005年に6試合連続本塁打の球団記録を達成。結果的に43発を放って本塁打王に輝いており、同様の球団記録を持つランスも1987年に39本塁打でタイトルを獲得している。

 7・8月度の「大樹生命月間MVP賞打者賞」を受賞した鯉の4番は、ここにきてエンジン全開だ。