そもそも広島顔に認定される理由とは……

この10年間で一番多く『広島顔』と評されたのは大瀬良大地で158票、次いで小園海斗で137票であった。総合すると、一重の目に純朴そうな顔立ちというのが『広島顔』ということになるだろうか。『広島顔』として多くの人が例に挙げる正田耕三(5位・57票)、佐々岡(8位・35票)らの系譜を継いでいると推測される。

そもそも大瀬良や小園の票が多くなったのは、我々がドラフト会議の前後で「あの選手は広島顔だ」「この選手はカープ顔じゃない」と議論するからである。結果、大瀬良も、小園も、多くのファンから『広島顔』認定をされたということだ(大瀬良、小園ともに否定票は1票しかなかった)。

ここで意見が分かれるのは今年のルーキー、森下暢仁である。『広島顔だ』という意見が37票あって7位に入る一方で、否定票が26票でトップなのだ。ちなみに否定票2位は堂林翔太(10票)、3位は野村祐輔(7票)。皆が考える『広島顔』の傾向が見えてくるだろうか。