2021年プロ野球ドラフト会議が11日、東京都内で行われ、二度1位指名を外したカープは関西学院大の左腕・黒原拓未(くろはらたくみ)を1位指名した。

広島は二度1位指名を外し、関西学院大の左腕・黒原拓未の交渉権を獲得した

 最初の入札でカープは西日本工業大の左腕・隅田知一郎を指名したが、ヤクルト、巨人、西武と競合となった。抽選には佐々岡真司監督が臨んだが、西武が交渉権を獲得した。外れ1位では法政大の左腕・山下輝を指名し、佐々岡監督が二度目の抽選となったが今度はヤクルトと競合となり、ヤクルトの高津臣吾監督が交渉権確定のクジを引き、獲得はならなかった。

 大学生左腕投手の1位指名を外したカープは、3度目の1位指名で黒原拓未を指名して交渉権獲得となった。黒原は智弁和歌山高出身でカープでは林晃汰、小林樹斗らが同校出身だ。

 担当の鞘師智也スカウトは「球威のあるストレートに落差のあるチェンジアップ、カットボールが武器。練習に取り組む姿勢も良く、連投もできるクレバーな投手」と評価している。