◆2013年に15打席連続出塁を達成

 現在までで『26』の最長記録を保持しているのは、2000年のドラフトで逆指名が実って2位入団となった廣瀬純。外野手の廣瀬が『26』を着けたことで、30年ぶりにこの背番号が野手のものとなった。

 ルーキーイヤーの2001年は80試合に出場、打率.286と活躍。その後しばらくは打撃面で苦しんだものの、2010年頃から向上を見せ、2013年には日本プロ野球新記録となる15打席連続出塁を達成した。

 球界屈指の守備力を誇り、2010年にはゴールデン・グラブ賞も獲得している。2016年限りの現役引退まで、カープひと筋のプロ生活だった。2018年からはカープのコーチに就任。現在は背番号『75』を着けている。

 2017年以降は『34』から変更となった中田廉が使用中。その経歴は背番号『34』の項でも触れているが、復調への足がかりを見せているだけに、今後にさらに期待がかかる。

【背番号『26』を背負った主なカープ選手】
木下強三(外野手/1955年-1965年)
江夏豊(投手/1978年-1980年)
山本和男(投手/1981年-1988年)
廣瀬純(外野手/2001年-2016年)
中田廉(投手/2017年-)
※初めて背番号を付けたシーズンのポジションを表記。