2012年から2017年に広島でプレーし、黄金期を築いた攻撃的DF・塩谷司。UAEから4年ぶりに広島に戻ってきた塩谷の素顔に迫る。※取材は12月上旬。

2021年11月3日、エディオンスタジアムでの鹿島戦でJ復帰した塩谷司。

ー広島に戻って来られて以降、オフの日はどのように過ごされていますか?

「趣味は釣りとゴルフで、自然の中でリフレッシュして過ごすのが好きなんです。釣りは蒲刈の方に行ったり、知り合いが船を出してくれて岩国の方に行ったり。バス釣りもします。釣れなくても楽しいですし、どうやって釣ろうかと考えるのが好きですね。ゴルフはUAE にいた頃もやっていて、ヨーロピアンツアーが開催されるような立派なコースでプレーした経験もあります。ゴルフの腕前は調子が良かったら80台後半〜90台前半ぐらいで、悪かったら100を少し超えるぐらいです。結構、距離を飛ばす方だと思います。」

ー帰って来るなら広島と決めていたようですが、広島のどういうところが好きですか?

「嫌なところがないんですよね。いろいろな土地を転々としていたわけではないのですが、広島はご飯が美味しいですし、応援してくれる人たちが温かくて優しい。さらに妻が広島出身で、妻の家族が近くにいるので生活もしやすいです。」

ーUAEでの食事はどうされていましたか?恋しかった日本食はありましたか?

「住んでいた場所から車で一時間半ぐらい走るとドバイに着くのですが、そこには日本食のレストランがたくさんあって、刺身を出してくれるところもありました。休日に家族で出かけて、日本食を食べることはできたので、恋しいと感じることは特にありませんでした。ただ値段とクオリティが釣り合っていなくて(苦笑)。正直、この味でこの値段なのかと疑問を感じるものも……。なかでも、うどんやラーメンなどの麺類は、おいしいものがありませんでした(苦笑)。ちなみに普段の食事に関しては、妻が料理をしてくれるので困ることはなかったです。」

ー体調管理やリラックス方法などで気を付けていることはありますか?

「ストイックになりすぎないようにしています。追い込まないといけないときもあるのですが、精神的にきついときに頑張りすぎると良くないので、気分が乗らないときは割り切るようにしています。あと、オフの時間にはサッカーを持ち込まないようにして、釣りやゴルフなど、リラックスできることに思い切って取り組むようにしています。オフがしっかりしているからこそ、オンのときに頑張れるタイプなんだと思いますね。」

《プロフィール》
塩谷 司(しおたに つかさ)
1988年12月5日生 徳島県出身/DF

■ クラブキャリア
2011 水戸ホーリーホック 3得点
2012 水戸ホーリーホック 2得点
2013 サンフレッチェ広島 0得点
2014 サンフレッチェ広島 6得点
2015 サンフレッチェ広島 3得点
2016 サンフレッチェ広島 5得点
2017 サンフレッチェ広島 0得点
2021 サンフレッチェ広島 1得点
※記録はリーグ戦のみ。
※2017年〜2021年はアル・アインFCに所属。