カープが大好きな役者・我善導がナビゲーターを務めるカープTシャツコレクション。カープファンの心を魅了し続けるTシャツを、役者生活20年目を迎えた我善導が語り尽くす。懐かしのTシャツから最新Tシャツまで、たくさんのTシャツがありますが、どれが紹介されるかはナビゲーターの気分次第。果たして、あなたのお気に入りの1枚は取り上げられるのか!？ カープTシャツの魅力を新たな視点で切り取った連載。さぁ60回目の幕開けです！
◆カープTシャツコレクション～今週の1枚～◆
今週もよろしくお願いします。カープ大好き役者・我善導です。
さて、これを書いているのは4月11日なのですが、昨日（4月10日）とんでもない事が起こりました！ ロッテの佐々木朗希投手が完全試合を達成したのです！
いやあービックリしましたよね？ 凄いですよね。完全試合を達成したってだけでも凄いのに、プロ野球タイ記録の1試合19奪三振。そしてこちらは日本新記録の13者連続三振。まだまだ気は早いですが、メジャーでの姿を見たいですよね……出来れば、我らが鈴木誠也選手との対戦を……。
プロ野球もますます盛り上がる中、今週ご紹介するTシャツはこちら！
◆今週の一枚〜60枚目〜◆
「新井貴浩 二千本への道 あと1本」
カープTシャツファンにはお馴染みの、新井さん二千本安打へのカウントダウンTシャツ。
時は2016年4月24日のマツダスタジアム。5点を追う9回2死2塁。相手投手はかつての同僚、阪神（当時）能見篤史投手。能見投手のフォークを見事にレフト前に運んでタイムリーヒット。これが通算1999本目の安打となりました。この試合で二千本までいよいよ「あと1本」となった、そんな記念すべき1枚です。
『1』といえば、昨年まで鈴木誠也選手が背負った背番号ですが、それ以前は、前田智徳さんが背負っていました。
佐々木投手の完全試合達成を受けて、再びカープファンの間で話題になっている前田智徳さんのコメントがあります。
それは佐々木投手からさかのぼること28年前、1994年に完全試合を達成した投手にかけた一言でした。
その相手は巨人の槙原寛己さん。完全試合を達成した時の対戦相手はカープ。この試合、前田さんはケガで欠場していましたが、完全試合に関するコメントを求められるとこう答えました。
「槙原さんに言うとってください。
ワシと江藤さんのいないカープを抑えて、そんなにうれしいですかと」
いやぁー！ かっこいいですね！ 痺れますよね！
さすが『侍』と呼ばれる男！ アキレス腱を断裂した時に「もう片方も切れてほしい。そうすれば、身体のバランスがよくなるらしい」なんてコメントを残したことでも有名です。
『孤高の天才』と呼ばれた選手。
落合博満さんが打撃技術を絶賛したり、あのイチローさんが尊敬していたりと、本当に『天才』と呼ばれた選手でした。度重なるケガと戦いながら、新井さんと同じく二千本安打の大記録を達成しています。もしも怪我さえなかったら……我々が想像も出来ないくらいの記録を残していたんじゃないか？ そんな風に思わせてくれる大選手でした。
ちなみに前田さんの引退試合の2013年10月3日は、僕の32歳の誕生日でもありました。もう8年前ですか……、月日が経つのは早い。
引退試合の日、マツダスタジアムで現役最後の守備についた前田選手。そんな前田選手になんとかボールを取らせようと、久本祐一投手と中日打線が、前田選手が守るライト方向にボールを打とうとしているシーンも話題になりました。
相手チームをも巻き込んで、一人の選手に花を持たせようとする。前田智徳さんがいかにすごい選手だったかを物語る場面だと思いましたし、チームの垣根を越えたカープとドラゴンズの心意気に、感動した事を覚えております。
そして！開幕からここまでカープは好調。それだけに楽しみが広がります！
今年のカープは強いぞぉぉぉぉぉぉ！！ それではまた来週！
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我善導(われ・ぜんどう)
愛知県出身。2005年WAHAHA本舗に所属。役者として小劇場から商業演劇、ミュージカル、ドラマ、CM等ジャンルを問わずに活動中。【主な出演作品】舞台：「ドラゴンクエストライブスペクタクルツアー（トルネコ役）」、「ゾロ・ザ・ミュージカル」、「ロマンシング・サガ」他多数。ドラマ：「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう（レギュラー)」、NHK朝の連続テレビ小説「まれ」、「半分青い」他多数。
【今後の出演情報】
詳しくはワハハ本舗ホームページを！
[我善導公式Twitter] @warezendou
