7月19日から開催される、EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会の日本代表メンバーが発表された。今大会には4カ国が参加し、東アジアNo.1を賭けて戦いを繰り広げる。
サンフレッチェ広島からは、初選出の2名を含む6選手が選出。日本代表としての活躍に、サポーターからの注目が集まっている。
ここでは、東アジアの頂点を目指す戦いに挑むサンフレ選手たちの中から、広島アスリートマガジンに掲載された、森島司の過去の独占インタビューを再編集してお届けする。
今季は7月15日までに5得点を挙げている森島。2021年に語った背番号への思い、憧れの選手とは。(取材は2021年9月)
EAFF E-1 サッカー選手権 2022 決勝大会 選出選手のコメントはこちら。
◆攻守で力強くハードワーク。広島の真のエースへと成長続ける背番号10
―2020シーズンから背番号『10番』を背負われています。ご自身の中で意識の変化などはありますか?
「周りの人は10番ということで期待をしてくれたり、応援してくれたりしていますが、自分の中で意識が変わったということは特にありません。ただ、10番を付けさせていただいていることはありがたいですし、頑張らないといけないと思っています。そういう思いはありますが、いざ試合になると、背番号は特に意識せずにプレーしています」
―7番、8番、11番のように、広島にはレジェンドたちが背負った馴染み深い番号があります。本誌でコラムを連載しているOBの吉田安孝さんは『広島の10番といえば森島という存在になってもらいたい』と言われていました。
「それはうれしいです。ありがとうございます。期待に応えることができるように良いプレーを届けていきたいと思います」
― 森島選手は一見、体の線が細いように見えますが、相手選手との競り合いには強いイメージがあります。
「それはよく言われますね。当たりの強さを意識しているので、その効果があるのかもしれませんが、なぜかと言われると自分でもよく分かりません。試合中は、相手との競り合いに負けると思うことはありませんが、フィジカルで勝っているかと言うとそうでもない。ただ、試合を振り返ると競り合いに勝っている割合が多いんです。今後も競り負けないように当たりだけは強く意識していきたいと思います」
―2020シーズンは、直接フリーキックによるゴールを二度決められました。この先、得点を重ねていくためには、フリーキックも大事になってきます。
「チームを代表して蹴らしてもらっている以上は得点を奪いたいと思っています。ただ、これまでコーナーキックやフリーキックを蹴ってきた選手ではありません。城福監督になって蹴るようになったので、この経験を活かして、フリーキックの質を高めていきたいと思っています」