10月20日に行われた『2022年 プロ野球ドラフト会議』。カープは事前の宣言通り、斉藤優汰(苫小牧中央)を1位で指名した。ドラフト会議は、各球団の獲得戦略や、話題の選手の動向に注目が集まる、まさに “運命の1日” だ。
本企画では、カープの過去のドラフトを紹介する。ここでは、2018-2019年のドラフトをピックアップする。競合の末に交渉権を獲得した選手、単独指名に成功した選手……カープドラフトの歴史を、懐かしい入団当時の写真と共に振り返る。
※ドラフト順位表内の選手名表記は指名発表時点のもの。
◆4球団競合の大型ルーキー獲得! 未来の主力も続々入団【2018】
順位1位(82勝59敗2分)/緒方孝市監督
緒方政権3年目となったこの年は、根尾 昂(大阪桐蔭高、現・中日)、小園海斗(報徳学園高)、藤原恭大(大阪桐蔭高、現・ロッテ)ら高卒野手が相次いで競合された。カープは走攻守3拍子そろった小園を1位で指名し、4球団競合の末獲得に成功した。2位では大瀬良大地の後輩にあたる島内颯太郎(九州共立大)を指名。3位で林 晃汰(智弁和歌山高)、7位で羽月隆太郎(神村学園高)、育成ドラフトでは大盛 穂(静岡産業大、2019年支配下登録)の獲得にも成功した。
1位・小園海斗(内野手)報徳学園高◎
2位・島内颯太郎(投手)九州共立大◎
3位・林 晃汰(内野手)智辯学園和歌山高◎
4位・中神拓都(投手)市立岐阜商業高
5位・田中法彦(投手)菰野高◎
6位・正隨優弥(外野手)亜細亜大◎
7位・羽月隆太郎(内野手)神村学園高◎
◆育成選手ドラフト
1位 ・大盛 穂(外野手)静岡産業大◎
※◎マークは現役カープ選手
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◆佐々岡監督初ドラフトで、大学No.1投手単独指名に成功!【2019】
順位4位(70勝70敗3分)/緒方孝市監督
高卒選手に人気が集まる中、カープは佐々岡真司新監督の強い希望もあり大学ナンバーワン右腕と呼ばれる森下暢仁(明治大)の指名を公言。見事、一本釣りでの獲得に成功した。即戦力右腕はプロ1年目から先発ローテーションに定着すると二桁勝利をあげ、2020年の新人王にも輝いた。6位の玉村昇悟(丹生高)も、2021年に一軍での先発登板を経験し4勝をマーク。4位の韮澤雄也(花咲徳栄高)は、2022年に初の一軍出場を果たしている。
1位・森下暢仁(投手)明治大◎
2位・宇草孔基(外野手)法政大◎
3位・鈴木寛人(投手)霞ケ浦高
4位・韮澤雄也(内野手)花咲徳栄高◎
5位・石原貴規(捕手)天理大◎
6位・玉村昇悟(投手)丹生高◎
◆育成選手ドラフト
1位・持丸泰輝 (捕手)旭川大学高◎
2位・木下元秀(外野手)敦賀気比高◎
3位・畝 章真(投手)香川オリーブガイナーズ
※◎マークは現役カープ選手
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