カープは22日、白濱裕太(37)、安部友裕(33)、中田廉(32歳)、菊池保則(33歳)、山口翔(23歳)、田中法彦(22歳)の6選手と、来季契約を結ばないことを通告した。

2022年7月31日対中日戦で、広陵高の後輩に当たる野村祐輔とバッテリーを組んだ白濱裕太。19年目で戦力外通告となった。

 今季プロ19年目のシーズンとなった白濱は2003年ドラフト1位で広陵高から入団。キャッチング技術に定評のあるベテランは今シーズン、一軍でコロナ陽性者が続出した際、昇格すると安定のキャッチングで、存在感を示していた。
【一軍通算 90試合 174打席 23安打 7打点 1本塁打 打率.153 】

 3連覇に貢献した安部は福岡大城東から2007年高校生ドラフト1位で入団。2017年には規定打席に到達し、打率.310を記録。2018年の日本シリーズ第3戦では1試合2本塁打を記録するなどカープの3連覇に大きく貢献した。今季二軍では、.368という成績を残したが、一軍昇格することはなかった。
【一軍通算 700試合 1882打席 443安打 160打点 25本塁打 打率.264 】

 中田は2008年ドラフト2位で広陵高から入団。主にリリーフで活躍し、2014年には66試合に登板し、9勝8敗18ホールド  防御率3.89の好成績を残した。2017年には53試合に登板しリーグ2連覇に貢献した。今季1軍登板はく、無念の戦力外となった。
【一軍通算 267試合 15勝16敗 0S 51ホールド 防御率4.43】

 山口は熊本工高から2017年ドラフト2位で入団。キレのある直球をテンポ良く投げ込む右腕は昨季、開幕直後にケガで戦線離脱。7月に実戦復帰するも、二軍では防御率14.63。今シーズンは3年ぶりとなる一軍マウンドを目指したが、一軍登板することはなく、二軍で防御率5.27となっていた。
【一軍通算 9試合 1勝3敗 0S 0ホールド 防御率4.85】

2022年10月1日対阪神戦(二軍・由宇)に登板した山口翔。プロ5年目で戦力外通告となった。

 菊池保は2018年オフに福井優也とのトレードで広島に移籍すると、2019年には58試合、2020年には44試合、2021年には33試合に登板した。今季は一軍で8試合に登板し、0勝0敗2ホールド 防御率5.63だった。
【一軍通算 267試合 15勝16敗 0S 51ホールド 防御率4.43】

 田中法は2018年ドラフト5位で菰野高から入団。鋭く落ちる変化球で勝負する若手右腕は昨季、二軍で防御率4.46と一軍昇格を果たせなかった。プロ4年目となる今季も、二軍で防御率5.52と一軍昇格を果たすことなく、戦力外となった。
【一軍通算 2試合 0勝0敗 0S 0ホールド 防御率0.00】