12月1日、マツダスタジアムで広島東洋カープの堂林翔太が契約更改交渉を行った。2022年シーズンは主に“代打の切り札”として101試合に出場。出場試合のうち36試合が代打出場で、33打数10安打3本塁打、打率.303を記録した。7月17日の巨人戦(東京ドーム)では、代打満塁本塁打を放つなど、勝負強さを発揮したシーズンだった。
交渉後の契約更改会見での質疑応答は、以下の通り。
ーサインはされましたか?
「しました」
ー前年とくらべて、金額は?
「UPしました。(UPした)額については伏せさせてもらいます」
ー球団からは、どういった部分を評価されましたか?
「今年は途中出場、代打の部分をかなり評価していただきました。ただ、来年はスタメンでもしっかり出場できるようにしてくれという言葉もいただきました」
ー来季に向けて、具体的に球団からはどのような要望がありましたか?
「来年は新井監督になり、機動力を使うということなので、僕自身もまだまだ走れるようにしてほしいということも言われました」
ー走塁面では、堂林選手は過去に二桁盗塁を記録されたこともあります。ご自身でも自信はありますか?
「そうですね。僕は癖を盗むことは好きなので、脚力で勝負するというよりも、そういうところから走っていけるようにしていきたいと思っています」
ー今シーズンを振り返って、どのような1年でしたか?
「チームとしても個人としても悔しいシーズンになりました」
ーその中で、堂林選手自身が印象に残っているシーンは?
「代打満塁本塁打です。3日間満塁本塁打が続いたというのはなかなかないことですし、その中の一員になれたというのはうれしく思います。みんなでつないでくれたチャンスだったので、それを返せてよかったなと思っています」
ー秋のキャンプでは新井監督から直接指導を受けるシーンもありました。秋のキャンプの手応えは?
「課題がたくさん出たキャンプでもありました。紅白戦を3試合やったのですが、打撃陣が結果をまったく出せていない中でオフを迎えているので、僕個人としてはすごく危機感を持ちながらこのオフに入りました。その気持ちを忘れず過ごしていきたいと思っています」
ー新井監督のもと、どのようなチームになれば良いと考えていますか。
「とにかく勝ちたいので、僕自身もしっかり準備をしていきたいですし、優勝して、その中の一員になれるように貢献していけたら良いなと思っています」
ー来季に向けて、今オフに取り組みたい課題は?
「すべてのことですが、とにかく今年はケガなく1年を終えることができたので、来季もしっかり1年間通して働けるように、まずは体をしっかりつくっていきたいと思います」
ー最後に、2023年のシーズンをどんな1年にしたいと思われますか。
「とにかく勝って優勝したいので、その中の一員として貢献できるように、来年また1年間戦っていきたいと思います」
■堂林翔太(どうばやし・しょうた)
1991年8月17日生(31歳)、愛知県出身
中京大中京高〜広島(2009年ドラフト2位)