プロ野球・広島東洋カープ、サッカーJ1・サンフレッチェ広島をはじめ、多数のスポーツチームが存在する広島県。広島アスリートマガジンの連載《HIROSHIMA SPORTS NAVI》では、スポーツ王国と呼ばれる広島で活躍するスポーツチームから、選手自らがナビゲーターとなりチームや競技の魅力を紹介する。

 今回は『ダイソー女子駅伝部』から、森 陽向選手・竹原さくら選手が登場。2選手の陸上競技との出会いから、女子駅伝部の魅力、プライベートの一面まで……ダイソー女子駅伝部を語り尽くします!

(写真左・竹原さくら選手、右・森 陽向選手)

創設4年目を迎える駅伝部。明るい雰囲気もチームの強み

ーお2人が陸上競技を始めたきっかけを教えてください。

森「小学生の時、同じクラスの出席番号が後ろの子が陸上をやっていたんです。小学校のグラウンドで活動しているクラブチームでもあり、そこで誘われたことをきっかけに、軽い気持ちで参加するようになりました。だんだん『長距離の方が短距離よりも向いているかも』と感じるようになり、そこから本格的に取り組むようになりました」

竹原「私も、小学校で一番仲が良かった友達がクラブチームに入っていたことが、陸上に触れるきっかけでした。もともと走ることも好きでしたし、その友達に誘われたこともあって、チームの見学に行ったんです。母に『本気で陸上をやるんなら、チームに入ってもいいよ』と言われて入部することになりました。そのクラブチームで初めて長距離を走った時に優勝することができて、そこから長距離に取り組むようになりました」

ーやはり、『周りに陸上をしている人がいる』という環境は、競技を始めるきっかけの一つになるんですね。お2人とも、もともと走ることは得意だったんですか?

森「当時は小学校1年だったので、得意という感覚もなかったんです。周りから『足が速いね』と言われることも、特にはありませんでした(笑)」

竹原「実は、私もなんです(笑)」

ーお2人は、日中はダイソーのお店で勤務されているとお伺いしました。

森「そうですね。毎日ではないのですが、勤務している日もあります。店舗で接客をすることもあります」

ー働きながら練習をして、大会にも出場して……ということを、大変だと感じることもありますか?

竹原「基本的には午前中のみの勤務で、午後からは練習というスケジュールが多いので、その点はうまくバランスをとりながら仕事と競技に取り組めていると思います」

ーお2人はダイソーに入社されて1年目ですが、ダイソー女子駅伝部の魅力とは何だと思われますか?

森「年の近い選手が多いので、距離感も近いですし、気軽に相談もできます。雰囲気の明るいチームでもあるので、そこが良いところかなと思います」

竹原「一番上の先輩でも3歳しか離れていないので、チームの雰囲気はすごく良いです。仲は良いですが、練習ではしっかり高め合いながら競技に取り組めているのも、良いところかなと思っています」

ー竹原選手は大分県のご出身ですが、ダイソーに入社するきっかけは何だったのでしょうか。

竹原「高校の先輩がダイソーに入社したことで、ダイソーに駅伝部があることを知りました。スタッフさんたちも高校1年生の時から私を見てくださっていたようで、そこで声をかけてくださったんです。私はずっと実業団に入りたいという思いがあったので、新しいチームで自分もイチから頑張りたいと思って入部を決めました」

ー森選手は地元・広島県のご出身ですが、ダイソーに入社を決めたきっかけは何でしたか?

森「高校は興譲館に進みたかったので岡山県に進学したのですが、私が中学生の時に広島県の強化を担当されていた方がダイソーのスタッフさんになられていて、チームにも合宿などでお世話になった方がたくさん所属されていました。そうした方々が、私が高校生になっても気にかけてくださっていて、ダイソーに誘っていただいたことで入社を決めました」

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