東京ドームで行われた本日の巨人戦は5対1で勝利。12球団で唯一4連勝中だった巨人を相手に2ケタ安打を放ち快勝した。

連敗脱出に向け、2番に菊池涼介、7番に堂林翔太を置く開幕オーダーに戻したカープ打線。初回、2死一塁から、4番・鈴木誠也が先制アーチを放ち、2試合ぶりの先制点をもたらした。続く2回表には、1死二塁の場面で、田中広輔が昨年6月5日以来となる本塁打をライトスタンドへ。2回までに4点を奪い、巨人の先発・メルセデスを序盤でKOした。

この試合が始まるまで17打数ノーヒットが続いていた菊池涼介は、3回表にメルセデスからセンター前に運び、今シーズン20打席目で待望の初安打。これで肩の力が抜けたのか、続く5回表の打席ではレフトスタンドへ貴重な追加点となるホームラン、7回表にも安打を放ち猛打賞。守備でもダイビングキャッチを魅せるなど、攻守にいつもの動きが戻ってきた。

先発の九里亜蓮は、初回をテンポよく3人で切り抜けると、好調パーラを2打席連続三振にとるなど、6回まで毎回三振を奪う投球を披露。ストライクゾーンの中で勝負する持ち味のピッチングで、味方のエラーによる1点のみに抑える好投をみせた。球数が100球を超えた7回裏に2死満塁のピンチを招くも、代打の石川慎吾をセンターフライにとり7回を1失点(自責点0)。許した安打はわずかに2本、9三振を奪う好投で、今季初勝利をマークした。

8回は菊池保則、9回はスコットがいずれも無失点。前回登板(6月21日)では救援に失敗したスコットだったが、この日は2つの三振を奪い、首脳陣に復調をアピールした。