4月5日に名古屋市枇杷島スポーツセンターで行われたB.LEAGUE第29節は、広島73–65名古屋で、広島ドラゴンフライズがファイティングイーグルス名古屋戦に勝利し、連勝を5に伸ばした。

広島ドラゴンフライズ#8 PF/C ケリー・ブラックシアー・ジュニア選手

 試合は連勝中の広島を、名古屋がゾーンディフェンスで対抗していく展開で始まった。名古屋のディフェンスに対し広島は、寺嶋 良のジャンプシュートや辻 直人の連続3Pシュートなどでバランスよく得点を重ね、4点差をつけて1Qを終えた。

 2Q、3Qまでは一進一退の攻防が続くも、名古屋はエヴァンスの連続3Pシュートや速いタイミングでのシュートが決まり、3Q終了時点で4点リードをつけ試合をひっくり返した。迎えた最終4Q、広島は激しいディフェンスから船生誠也やメイヨ、ブラックシアーの連続得点で逆転に成功。残り1分、追いつきたいFE名古屋だが、広島の中村拓人がスティールからの得点を決め、このゲームを制した。

 この試合で19得点の最多得点となったブラックシアー選手は「勝利できて良かった。たくさんのブースターが現地で応援してくれて、いい雰囲気の中でプレーすることができたと、敵地でも熱い応援を送り続けたブースターに感謝。

 これで5連勝となったミリングHCは「終始タフなゲームだった。第3Qから良いリズムでプレーができた。その要因としてディフェンスが良かった。ベンチメンバーが良い仕事をしてくれたと思う」と、チームの課題であったディフェンス力がUPしてきたことに手応えを感じている様子だ。CSに向けて負けられない試合が続くが、次節の勝利にも期待したい。

広島ドラゴンフライズのホーム・広島サンプラザ

 現在、西地区3位で2位の琉球ゴールデンキングスとの差が、さらに縮まり1となった。次は4月8日にホームの広島サンプラザで、島根スサノオマジック(西地区1位)と対戦定予定。

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