4月8、9日に広島サンプラザで行われたB.LEAGUE第30節GAME1.2は、広島80–71島根、広島88–100島根で、広島ドラゴンフライズと島根スサノオマジックがともに1勝1敗とし、広島は初のチャンピオンシップ(CS)進出が決定した。

広島ドラゴンフライズ SG #3 辻 直人選手。

 GAME1では、一進一退の試合展開だったが広島は後半にディフェンスの変化をつけ、島根のオフェンスを翻弄。課題であったリバウンドも島根を11本上回り、試合を優位に展開した。CS進出がかかる大一番を制するために、チーム一丸となって戦った広島がこの試合を制した。

 GAME2でも互いに譲らない展開が続き、広島はエバンスが35得点、島根はビュフォードが30点を記録するというハイレベルのスコアリング。ゲームは延長線(OT)に突入し、ここで最後まで集中力を切らさず、チャンスを見逃さなかった島根が点差を広げゲームを決めた。首位・島根を追い詰めた広島だったが、あと一歩の差で勝敗が決まり悔しい敗戦となった。

 辻 直人選手はGAME1の試合後「序盤からみんなで守るという意識を遂行することができた。自分も含め、良いシュートを打つことができたので出だしも良かった。オフェンスリバウンドが課題だったが積極的に取りに行けたことは今後に繋がると思う」と、今後の試合を見据えた期待を持てるコメントで、CSへ向けてチームのレベルも徐々に上がっていることを示してくれた。

 またGAME2の試合後、ミリングHCは「良いバスケットボールの試合だった。私たちも島根も全力で戦った。最後の最後にブザービーターを決めるのはさすがだと感じた。次節へ向けて準備していきたい。島根とは1勝1敗。あと2戦あるので頑張りたい」と、次節への期待を込めてコメントをした。

広島ドラゴンフライズのホーム・広島サンプラザ

 現在、西地区3位で2位の琉球ゴールデンキングスとの差は2。次は4月12日にホームの広島サンプラザで、大阪エヴェッサと対戦定予定。

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