4月12日、広島サンプラザに大阪エヴェッサを迎えて行われたB.LEAGUE第31節は、広島99–69大阪で、広島ドラゴンフライズが完勝。初進出のチャンピオンシップ(CS)に向けて、チームの勢いが出てきた。

広島ドラゴンフライズ C #11 カイ・ソット選手。

 Q1からメイヨの3Pやソットのダンクで試合を支配した広島は、続くQ2でもエバンスやマーフィーのジャンプシュートなどで得点を重ね、52-33に差を広げてQ3に突入。対する大阪はゾーンディフェンスで広島の攻撃を封じにかかるが、辻やブラックシアーの3Pシュートなどで局面を打開。終始広島がリードする展開で試合を決めた。大阪はケガやコンディション不良の選手が複数出たのも原因で、本来の力を発揮することができなかった。

 試合後、上澤俊喜選手は「ベンチメンバーもしっかり準備しておくようにHCから指示があった。特に前節がタフな試合だったので、ベンチメンバーが重要だと理解して臨んだ試合だった。いつも以上に準備はしていた。シュートの部分では自分の持ち味を出すことができた。チーム・個人的にもターンオーバーが多かった。いまのままではCSでも勝ち続けることはできない。気を引き締めて次節の試合に臨みたい」と、CSへ向けての改善点を口にし、チーム全員で戦い抜くことを誓った。

 またミリングHCは「島根戦の死闘後の試合だったので、難しい内容になると思っていた。しかしながら選手全員が集中力を持って戦ってくれた。20回のターンオーバーは多すぎるので改善したい。全員がいい集中力を持って勝つことができた」と、ゲームの課題を口にするも、選手たちの健闘を讃えた。

広島ドラゴンフライズのホーム・広島サンプラザ

 現在、西地区3位で2位の琉球ゴールデンキングスとの差は2。次は4月15、16日にドルフィンズアリーナ(名古屋市)で、名古屋ダイヤモンドドルフィンズ(西地区4位)と対戦定予定。

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