4月19日、西地区8位の滋賀レイクスをホーム・広島サンプラザに迎えて行われたB.LEAGUE第33節。前半で大量リードを奪った広島が、広島99–88滋賀で勝利した。

広島ドラゴンフライズ SF #7 船生誠也選手

 1Qでは、メイヨのダンクや船生のジャンプシュートで得点を重ねた広島。さらにインサイドの高さを活かし、ソットのダンクなどでリードを広げ29-16と13点リードで1Q終了。続く2Qでもブラックシアーがゴール下を支配し、中村のジャンプシュートなどでも得点。高さを活かした広島はメイヨやエバンスなどもゴール下で躍動した。2Qが終わって59-34と広島が25点リードで前半が終了した。

 3Qに入ると、滋賀はディフェンスを固め広島のターンオーバーを誘発。得点差は縮まらないものの、一進一退の攻防が続き4Qへ突入した。4Qには滋賀がトラップディフェンスを仕掛け、広島のターンオーバーから川真田のダンクやラベナの3Pシュートなどで、一時13点に縮めたが、粘る広島が前半で作った大量リードを守り切り試合を制した。

 試合後、船生誠也選手は「辻選手が負傷をして欠場の中、スターティングメンバーとしてゲームの入り、トーンを決めるのはすごく重要だと思っている。審判や会場の雰囲気を含め、ゲームを作る役割として、ディフェンスの部分を重要視してプレーができた」と、手応えを感じていた。

 またミリングHCは「広島も滋賀も負傷者が出て、難しい試合だった。出だしも良かったし、1Q~3Qまでしっかりと良いバスケットボールができた。4Qに追いつかれたが、全体的には良いゲームだった」と、チームの良さが現れた好ゲームだったと評価。CSに向け良いチーム状態をキープしていきたい。

広島ドラゴンフライズのホーム・広島サンプラザ

 この日に行われた名古屋-島根戦で、名古屋が敗れたため広島が再び3位に。2位琉球ゴールデンキングスとは4差あるが、一つでも上の順位を目指し戦いが続く。次は4月22日に広島サンプラザで信州ブレイブウォリアーズ(中地区3位)と対戦定予定。

広島アスリートマガジン5月号は、「まだ見たい!もっと見たい!」勝利を知る経験者たちの魅力をお届け!広島ドラゴンフライズ・辻直人選手インタビューをはじめ、カープ3連覇を支えた投打の主力たちの現在地に迫ります。