4月22日、中地区3位の信州ブレイブウォリアーズをホーム・広島サンプラザに迎えて行われたB.LEAGUE第34節GAME1、2。GAME1は要所でシュートを決めきれなかった広島が、後半に追い上げるも広島80-83信州で敗れてしまった。

広島ドラゴンフライズ PG #12 中村拓人選手

 信州に7点のリードを許して終えた1Q、シュートチャンスを作りだすも、なかなか決めることができず終始信州のリードで試合が進んだ。2Qに入ると中村のスティールからの速攻や3Pシュート、寺嶋の得点などで23-25まで一気に差を詰めた広島。そこから信州の反撃を抑えつつも、効果的に得点を重ね41-45で2Qを終了した。

 3Qに入ると、信州の前田、三ツ井、マクヘンリーなどの連続3Pシュートを決められ、得点差が開き始める。59-70と11点差をつけられて迎えた4Qでは、中村やブラックシアーの3Pシュートが決まり、点差を縮めるが信州も前田の3Pや岡田らの得点で反撃。広島は終始逆転することなく、80-83で苦しい展開が続いた試合を落としてしまった。

 試合後、寺嶋良選手は「出だしから信州のスローで特殊なバスケのリズムに乗ってしまった。僕たちのやりたい早い展開のバスケができず、相手に流れを持っていかれることが今までも多々あるし、そこが改善できなかった試合だと思う」と、相手の得意なリズムで試合を展開してしまったことを反省した。

 またミリングHCも「信州は出だしからかなりフィジカルにプレーしてきた。最初から彼らに自信を与えてしまった印象。自信を持ったチームを倒すのは難しい。第4Q は猛攻したが、力が及ばなかった」と、こちらも相手のペースで試合が運ばれたことが敗因と分析している。

広島ドラゴンフライズのホーム・広島サンプラザ

 なお、翌日に予定されていた第34節GAME2は信州ブレイブウォリアーズの選手1名が新型コロナ感染症陽性反応、および選手5名の負傷等でエントリー不可のため試合中止となっている。現在、西地区3位の広島ドラゴンフライズ。次は4月29、30に松江市総合体育館(島根県)で島根スサノオマジック(西地区2位)と対戦予定。

広島アスリートマガジン5月号は、「まだ見たい!もっと見たい!」勝利を知る経験者たちの魅力をお届け!広島ドラゴンフライズ・辻直人選手インタビューをはじめ、カープ3連覇を支えた投打の主力たちの現在地に迫ります。