国内初の『まちなかスタジアム』として、試合がない日でも一年中にぎわい、広域に多世代の人々を惹きつける魅力ある施設を目指して、新スタジアムの会見が行われた。

新スタジアムを中心に、平和と文化・スポーツを発信するにぎわいの場になることを目指す。©︎広島市 ※イメージパースは、今後、変更の可能性があります。

 サンフレッチェ広島のホームスタジアムとなる他に、サンフレッチェ広島レジーナもここでゲームを開催。観客席は全面屋根で覆われ、客席とピッチまでは8mと至近距離で試合を楽しむことができるよう準備が進められている。広島市中区基町という抜群の好立地であるため、アクセスも非常に良く試合日以外でもスタジアムへ気軽に足を運ぶことができるのも魅力。またミュージアムやスタジアムショップをはじめ、レストランやカフェなどの施設も充実される予定で、今年4月にオープンした『ひろしまゲートパーク』と連動して、広島の新スポットとして注目を集めそうだ。

会見でサンフレッチェ広島としての「志」を語る仙田社長。

 会見ではサンフレッチェ広島の仙田信吾社長が、「平和記念公園を設計した世界的建築家である丹下健三氏は『広島平和祈念資料館-原爆死没者慰霊碑-原爆ドームを一直線に並べた平和の軸線』という構想の延長上に総合競技場を造り、祈り~文化やスポーツを通して平和を創造していく場所と考えていた。この場所に新スタジアムが生まれることによって、丹下氏の平和に託した願いがサッカーの躍動と歓声、感動によって完成に近づく」と述べた。

 新スタジアムが誕生し、サッカーを中心とした賑わいが起こることで『スポーツの力』『夢』『世界平和』を広島の人々と一緒になって、子どもたち、未来へと発信していく拠点になるだろう。

スタジアムの完成は2023年12月予定、そして翌年の開業を目指して工事が進んでいる。

©︎広島市 ※イメージパースは、今後、変更の可能性があります。
©︎広島市 ※イメージパースは、今後、変更の可能性があります。