サンフレッチェ広島ユースからトップ昇格をつかみ取り、プロ3年目の2019年には29試合に出場。2021年には東京五輪日本代表にも名を連ねた若き守護神は、2022年、クラブ悲願のカップ戦タイトル獲得を支えた正GKへと進化を遂げた。

 広島の未来を担う大迫敬介。その素顔に迫るQ&A!
(取材は4月27日、本文中のデータは一部編集当時のもの)

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2021年以来の本誌登場となった大迫。インタビューでは、以前掲載された同期・川村拓夢の記事が話題にのぼり……

◆ユース同期と旅行を計画中! ファン感謝デーでは恒例の“特技”を披露

ー前回、広島アスリートマガジンのインタビューに登場いただいた際、「自炊を頑張っている」と話されていました。今も料理はされていますか?

「うーん……料理というような料理でもないですよ(笑)。簡単に魚を焼いたりとか、その程度です。最近ではコロナ禍も落ち着いてきたので、外食に行く機会も増えました。ただ、できるだけ極力頑張って自炊するようにはしています」

ー昨年は川村拓夢選手が、「オフは同期で旅行やキャンプをしてみたい」と話されていました。実現されましたか?

「川村選手とはオフも一緒にいることが多くて、今は二人で色々なお店に行って、コーヒーを飲むのにはまっています。実は近いうちに、満田(誠)選手と川村選手と、それから京都にいるユースの同期とで旅行に行こうという話にもなっているんです。みんなで集まって行動する時は、特に誰がなにをするといった役割分担もないのですが、この旅行に関しては、その京都のユースの同期に丸投げしました! 宿の予約から何から、全部お願いしているところですね(笑)」

ー昨シーズンのファン感謝デーでは、恒例のギターを披露されてファン・サポーターを盛り上げていました。

「あれはサプライズだったんです。あの時いっしょにステージに上がっていた満田選手、東(俊希)選手、茶島(雄介)選手には、僕がギターを弾くということは伝えていなくて、もともとは4人でのトークショーだという話になっていたんです(笑)。そこで、僕が用事ができたフリをして抜けて、ギターを持ってステージに戻ってくる……という。そして他の3人に無理矢理楽器を持たせたというのがあの日の真相でした。見てくれたみなさんに、楽しんでもらえたなら良かったです(笑)」

ー移動や遠征の際、カバンの中に必ず入れているものはありますか?

「遠征で持って行くものは毎回同じです。髪の毛をセットするジェルだったり、寝巻きだったり。あとは歯ブラシや洗顔……本当に、必要最低限のものをコンパクトにまとめている感じですね。
 あとは、iPadは必ず持っています。試合前日にホテルに入るので、動画を見てリラックスする時にも使いますし、試合の映像を見たりしています」

《プロフィール》
大迫敬介 おおさこ けいすけ
1999年7月28日生、鹿児島県出身
サンフレッチェ広島ユース出身。2017年にトップ昇格を果たすと2019年に公式戦デビューを飾り、自己最多となる29試合に出場。林卓人らとポジション争いを繰り広げながらも2022年は再び正GKの座をつかみとり、クラブ初のカップ戦タイトル獲得に大きく貢献した。FW・満田誠、MF・川村拓夢はユース時代の同期。