2020年に一軍デビューを果たし存在感を示した羽月隆太郎。今シーズンはどんな球にも喰らいつく粘りのバッティングでチャンスメイクをし、5月11日のロッテ戦では、日本最速右腕からタイムリーを放つなど、その活躍が注目されている。小柄ながら、俊足堅守の実にカープらしい若者の、入団当時の声をお届けしよう(過去の掲載記事を再編集)。

守備でも堅実なプレーで、矢野雅哉と新二遊間を形成してくれるのが楽しみな羽月隆太郎。

◆セカンドが一番難しい分、魅力的

ー 今回はルーキーインタビューということで、羽月選手のこれまでをお尋ねします。まず野球を始めたきっかけを教えてください。

「きっかけは6歳年が離れた兄がもともと野球をやっていたことです。野球を始めたのは小学2年生の頃で、その前は水泳も少しやっていたんですが、すぐに野球一本になりました」

ー これまでにはどんなポジションを守ってこられましたか?

「小学生の頃は投手、中学生になってからはセカンド、サード、高校ではセンターやショートを守っていました」

ー いろいろなポジション経験がありますが、ご自身の中で最もやりがいのあるポジションは?

「セカンドが一番難しい分、魅力的だと思っています。ショートは普通に捕球すれば、体がファースト方向に向きますが、セカンドは動きが全く逆ですからね。難しいですけど、その分セカンドで良いプレーができれば評価につながると思っています」