株式会社エイジェックグループは7月18日、栃木県庁で記者会見を行い、NPB(日本野球機構)が公募するファームリーグ拡大に応募することを表明。来季2024年から14球団となるNPBファームリーグのイースタンリーグ参加を目指す。

会見に臨むエイジェック代表取締役社長の古後昌彦氏(写真中央)

 現在、エイジェックは既にプロ野球独立リーグの栃木ゴールデンブレーブス、社会人男子硬式野球部、社会人女子硬式野球部と3つの野球チームを運営。球団運営におけるノウハウは蓄積されている企業だ。今回、NPBファームリーグへの参戦にあたって、新たに栃木県をホームとする新球団設立の構想を発表。またホームゲーム72試合の開催にあたり、地域経済効果40億円という目標も説明された。

 同社は会見当日、栃木県と『スポーツ振興等に関する協定』を締結しており、新たなプロジェクトとして栃木県内に複合型スポーツ施設の建設も公表。エイジェックは栃木県と共に準備を加速させていく。

 会見でエイジェック古後昌彦代表取締役社長は「私どもの本体事業は人に寄り添い雇用を生み出す会社。新しいチームをつくることで雇用を生んでいきたい。最高位であるNPBの文化に賛同し、文化を消すわけにはいかないと、微力ながらに思っております」と、参入にあたっての思いを述べた。

 球団スタッフや施設保有などの問題に対して、概ねクリアしているエイジェック。今後は7月31日の応募締め切り後、1次、2次審査を経て、11月に参加球団が承認される見込みだ。