甲南大初のプロ野球選手として、ドラフト3位でカープに入団した岡本駿。昨シーズンはプロ初の春季キャンプを一軍でスタートすると、開幕一軍入り、開幕戦でのプロ初登板も果たした。プロ2年目の2026年シーズン、指揮官から先発ローテーション入りが明言された岡本の、ルーキーイヤーの独占インタビューを再編集してお届けする。

 甲南大初のプロ野球選手としても注目を集めた本格派右腕が、1年目を振り返りながら語った言葉とは。(取材は2025年7月上旬。『広島アスリートマガジン2025年8月号』掲載記事を再編集)

開幕ローテーション入りをつかんだ、プロ2年目の岡本駿

球速がアップしたストレート。初のキャンプでは日々手応えを感じた

ープロ1年目は、一軍で中継ぎとして登板機会を増やしています(取材時の2025年7月上旬)。ここまでの手応えはいかがですか?

 「投げる機会をいただいて手応えを感じる登板も増えてはいますが、力が足りないということも実感しています。まだまだ勉強していくことはたくさんありますね」

ー具体的に手応えを感じた部分があれば教えてください。

 「あまりストレートに自信がなかったのですが、球速150キロが出るようになって、ストレートでファウルを取れることが多くなりました。ここ何試合かで少しずつですが手応えを感じるようになりました」

ールーキーながらも、緊迫した場面での登板機会も増えています。どのような気持ちでマウンドに上がっていますか?

 「とにかく『3人で抑えて帰ってくる』ということだけを考えています」

ー印象に残っている試合や、対戦相手がいれば教えてください。

 「開幕戦の阪神戦はすごく印象に残っています。9回にプロ初登板で、1人目の打者が木浪(聖也)さんでした。ショートライナーをファインプレーでアウトにしてもらったことをすごく覚えています」

ーデビューは開幕戦の9回、リリーフとして登板しました。

 「オープン戦のときもファンのみなさんの前でプレーして、『すごいな』と感じていたのですが、開幕戦はお客さんが満員だったので少し緊張もありました。でも、しっかり集中できていましたね」

ーその後5月13日の巨人戦(マツダ スタジアム)で12回に登板し、チームはサヨナラ勝ちでプロ初勝利を手にされました。

 「キャベッジ選手に“ホームランを打たれた!”と思ったのですが、奇跡的に入っていなくて、運が良かったです。その後モンテロ選手が打ってくれて、本当にうれしかったです」

ーその後も一軍で良いピッチングが続き、大事な場面で投げる機会が増えていきました。現在の自身の役割をどう感じておられますか?

 「それだけ信頼してもらえるようになったのかなと捉えています。菊地原(毅・一軍投手チーフ)コーチが『自信を持って送り出している』と言ってくれるので、僕自身も自信を持って、強気で投げようと意識しています」

ー現在は中継ぎというポジションで投げていますが、将来的に担いたいポジションなどはありますか?

 「まだ自分に何が向いているのか分からないところがあります。もちろん先発にも興味はありますが、プロに入ってリリーフで投げさせてもらっていることは、すごくやりがいを感じています。なので今は与えられた場所で全力を出し切るだけだと思っています」

■岡本 駿(おかもと・しゅん)
2002年6月12日生まれ・徳島県出身
右投左打/投手
186センチ/82キロ
徳島・城南高ー甲南大ー広島(2024年ドラフト3位

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