10月11日、第48回・社会人野球日本選手権大会の組合せ抽選会が開催され、出場32チームの組合せと試合日が決定した。社会人野球日本一を決める戦いは、11月8日に京セラドーム大阪で開幕する。

社会人野球 日本選手権大会 関東代表決定戦で優勝し、選手たちに胴上げされる難波貴司監督。

 今大会初出場となるのは栃木県に本拠地を構えるエイジェックとクラブ選手権を制したショウワコーポレーションの2チーム。中でもエイジェックは人材の総合プロデュース企業として幅広く事業を展開しており、スポーツ文化事業部ではルートインBCリーグ所属の栃木ゴールデンブレーブスを運営するなど幅広くスポーツに携わっている。同チームは2018年に創部すると、創部3年目の2021年に都市対抗野球大会に初出場を果たした新進気鋭のチームだ。

 今年の都市対抗野球大会では惜しくも北関東予選を抜け出すことは叶わなかったが、今季の目標である『日本一』に向けた最後の切符を関東代表決定戦で茨城日産を7対0のコールドゲームで下し勝ち取った。

 注目のエイジェックが初戦で当たるのはJFE西日本。広島県福山市と岡山県倉敷市に本拠地を置き、これまで日本選手権大会には出場16回、優勝1回、準優勝1回の実績を持つ西の古豪だ。勝ち上がった先にも強豪チームが多数ひしめくブロックを勝ち抜くために、初戦で勢いをつけることができるか注目したい。

 全日本選手権は11月8日から京セラドーム大阪で開催。決勝は19日を予定している。