◆誰が出ても高いレベルを保てるのが特長

─ 川辺選手もそういう立場になってきた印象があります。
 「自分の場合はまだベテランという年ではないですけど、若い選手と切磋琢磨しながら、より良いチームをつくっていきたいと思います。早く若い選手がたくさん試合に出て、若くて良いチームではなくて若くても優勝できるというチームになっていきたいです。青君(青山敏弘)、(林)卓人さん、(柴﨑)晃誠さん、そういう年上の選手が模範を示してくれるおかげで本当にチームは良い方向に向かっていると思います」

─ 公式戦再開後は過密日程が予想されます。となればチーム全体のレベルアップも急務となります。
 「本当に2チームないとキツいと思いますし、若い選手の力は絶対に必要になります。ただ過密日程になっても上を狙えるだけのチーム力はあると思いますし、誰が出ても高いレベルを保てるのがこのチームの特長です。改めて、この中断期間でしっかり調整を進めていきたいですね」

─ 昨年も7月末に中2日という厳しい日程がありました。今季も真夏の超過密日程を想定しなければなりません。
 「一番回避しなければいけないポイントはケガですよね。コンディションに関しては、しっかり休むことで十分に回復できると思いますし、間が2日でもしっかりと休めれば100%に近い状態で試合を迎えられると思います。体のケアや意識の高さが個人やチームの成績に影響してくると思うので、今まで以上に意識を高く持って取り組まないといけないシーズンになりますね」

─ 最後に今後に向けての決意もお願いします。
 「みんなモチベーションは下がっていないですし、そこは安心してほしいと思います。今後については連戦が予想されますしチーム全体で戦うことが、より重要になってくると思います。11人だけでは勝ち上がれませんし、途中から出る選手が試合を決めるようなチーム全体の勢いが今以上に必要になってくると思います。そういった勢いを出すためにも、みんなで良い準備をしていきたいですし、実際それができていると思います。それを今後も持続して、みんなが一番喜べるタイトルを勝ち取るためにも、タフな気持ちを持って頑張っていきたいですね」