開幕に向け、連日若手のアピール合戦が繰り広げられているカープ沖縄キャンプ。一軍キャンプは日南からスタートしたが、第2クールから数名の若手野手が一軍キャンプに合流するなど、ポジション争いも激化している。

 沖縄キャンプ行きをつかみ、若手野手のなかで打撃力でアピールを続けるのがプロ4年目の21歳・二俣翔一だ。昨季は二軍でリーグ最多となる94安打を記録し、複数ポジションに挑戦するなど着実に力をつけている。ここでは、プロ1年目の育成選手時代に、二軍で奮闘していた当時のインタビューを改めてお送りする。

プロ1年目、育成選手時代のカープ二俣選手

◆打撃の自信を深めたコーチの言葉

─バッティングで意識していることを教えてください。

「長打が打てるようにしっかり振ることです。東出(輝裕)コーチ(二軍打撃コーチ)から『変化球に合わせるのが上手いから、真っ直ぐを待ちながらでも変化球に対応できる』と言われてから迷いなく振れています。今は、変化球は左手だけでもバットに当てる自信があるので、真っ直ぐを捉える確率を上げていきたいと思っています」

─今季はここまで4本の本塁打を打たれていますが、印象に残っている本塁打を教えてください。

「5月5日のソフトバンク戦で東浜(巨)さんから打った2本目の本塁打です。崩されて左手一本で打ったのですが、打球が左中間スタンドまで伸びたことに驚きましたし、それだけのパワーがプロに入ってついたんだと手応えも感じました。また、一軍での実績がある東浜さんから本塁打を打てたことで自信もつきました」

─内野手での出場も増えていますが、捕手としての手応えはいかがですか?

「今村(猛)さんや中﨑(翔太)さんなど、一軍経験が豊富な投手の球を受けることができているのは本当に貴重な経験です。そういった投手の方とバッテリーを組むと、サインが合わなかったり、首を振られる回数も多いので、しっかりコミュニケーションをとり、試合に入らないといけないと日々勉強させてもらっています」

 ─プロ1年目、ここまで振り返って一番悔しかった経験は?

「春季キャンプでケガをして出遅れたことです。由宇に合流してからも最初は試合に出れなかったので、それも悔しかったですね。仕事として野球をやっていく以上、数字という結果が求められます。1年目から打率や本塁打など、数字にはしっかりこだわってプレーしていきたいと思っています」