3月23日に栃木県で開幕した女子野球大会『栃木市杯第4回さくらカップ』フリーの部は、3月24日にエイジェックさくら球場で決勝戦を迎える。

 4つのリーグ予選戦で行われた本大会は、各グループの1位チームが決勝トーナメントへ進出。本日行われた、第1試合、第2試合で勝利した、ハナマウイと埼玉西武ライオンズ・レディースが決勝戦で戦い優勝チームが決まる。

初の決勝戦へ進出したハナマウイ(千葉県)

 第1試合に行われたのは、ハナマウイ(千葉県)対はつかいちサンブレイズ(広島県)が対戦。勝てば両チームともに初の決勝戦進出となる一戦は初回から試合が動いた。先制したのは前回王者読売ジャイアンツを倒し、決勝トーナメントに進出したハナマウイ。先頭の西門美乃里が出塁すると手堅く送り、二死2、3塁で4番・杉崎遥香に適時打が飛び出し先制に成功した。

 対するはつかいちサンブレイズは2回に2点を返すも、3回、4回と連続してハナマウイが得点を重ね、そのまま逃げ切られ試合終了。3対2でハナマウイが勝利を収め、決勝戦へと駒を進めた。

 第2試合には過去二度の優勝を誇る埼玉西武ライオンズ・レディース(埼玉県)と大阪体育大学(大阪府)の対戦。先制したのは大阪体育大学で、3回表、3番・白石美優のソロ本塁打で1点を先制。このまま大阪体育大学ペースで進むかと思われたが、大会最多優勝を誇る埼玉西武ライオンズ・レディース打線が本領を発揮する。4回裏に1点を返すとその後も得点を重ね、6回裏には2番・米谷奈月が放った打球がレフトフェンスを越え2ランホームランとなり5対1に。最終回もスコアボードに0を並べ、試合終了。埼玉西武ライオンズ・レディースが決勝戦進出の切符を手にした。

 埼玉西武ライオンズ・レディースの大会3度目の優勝となるか、はたまたハナマウイの初優勝となるのか。注目の決勝戦は13時30分からエイジェックさくら球場で行われる。

◆参加チーム
【グループA】エイジェック/はつかいちサンブレイズ/福井工業大学/ゴールドジムベースボールクラブ
【グループB】読売ジャイアンツ/ハナマウイ/日本大学国際関係部/尚美学園大学
【グループC】大阪体育大学/ZENKO BEAMS/アサヒトラスト/侍
【グループD】東海NEXUS/埼玉西武ライオンズ・レディース/BANDITS GIRLs/秀明大学

◆24日 決勝トーナメント
第1試合:A1位通過 はつかいサンブレイズ 対  B1位通過 ハナマウイ
第2試合:C1位通過 大阪体育大学 対 D1位通過 埼玉西武ライオンズ・レディース
決勝戦  :ABの勝者「ハナマウイ」 対 CDの勝者「埼玉西武ライオンズ・レディース」

決勝トーナメントはオンライン配信「応援.TV」で実施