今季カープに入団し、その長打力に期待のかかる新助っ人・モンテロ。開幕直後に負傷離脱したものの順調にリハビリをこなし、5月11日の二軍戦では本塁打を放った。5月13日に一軍登録され、ファビアンと共に得点力アップのキーマンとして注目が集まる。ここでは、日本のプロ野球へのイメージを聞いたモンテロのインタビュー(取材は3月下旬)をお送りする(全2回/第2回)

ファビアンと共に打線強化の鍵を握るモンテロ

◆打撃はもちろん、走り、守備、すべてでチームに貢献したい

−カープの日本人選手で印象的な選手は誰でしたか?

「日本で練習がスタートしてからは秋山(翔吾)さんとよくコミュニケーションを取っています。最初に言われたのは『早く日本の投手に慣れてほしい』ということでした。ですので、日本の投手のタイミングに慣れるための練習をしっかりやっています」

−今年の春季キャンプはバットを振る量も多く、カープファンの間でも話題となりました。初めてカープ日本のキャンプを経験して、印象はいかがでしたか?

「まず練習のやり方に驚きましたし、細かいなと思いました。ランニング、打つこと、守ること、すべて同じ時間に行動をしていて、すごく素晴らしいと思いました。アメリカやドミニカではそのような動きがないですからね。日本のキャンプは打撃練習が3箇所ありますが、アメリカでは1箇所ですし、驚くことが多いです」

−一軍での活躍を楽しみにしているカープファンがたくさんいます。最後に、一言メッセージをお願いします。

「一番は今年チームが優勝できるように、自分の力で貢献したいです。打撃だけではなく、守り、走塁すべてで貢献したいし、勝ちたいです。数字的な目標はまだ言えないので、まず自分のベストを尽くしていきたいです。自分たちは最後まで諦めないので、しっかり応援してください。良い結果を出せるようにベストを尽くします」

■エレフリス・モンテロ
1998年8月17日生、26歳/ドミニカ出身/内野手/右投右打/190cm・106kg
サンホセ・フェ・イ・アレグリア中高−カージナルス−
ロッキーズー広島