8月5日に開幕した、第107回全国高等学校野球選手権大会。今年も予選を勝ち抜いた高校球児たちが、甲子園球場を舞台に白熱した試合を繰り広げている。ここでは、カープ選手が振り返る高校時代を再編集してお届けする。
今回は、鹿児島・神村学園高出身の羽月隆太郎。その俊足でチームに貢献する羽月が、薩摩の名門で学んだこととは。
どんな場面でも全力プレーを貫く羽月隆太郎。そのプレースタイルは、高校時代の影響を色濃く受けている。
2005年以降、コンスタントに甲子園出場を果たしている神村学園高の出身だ。1年時からレギュラーとして活躍し、2年の夏には甲子園出場。2試合に出場し4安打2打点を記録した。167cmと小柄ながらもコンパクトでシャープなバッティング、50メートル5秒7の俊足を活かし、自分よりも体の大きい選手に負けないプレーをみせた。
「高校3年間で思い出に残っているのは甲子園でプレーした試合ですね。今振り返っても楽しかったです」
仲間と汗を流し、大きな声援に包まれて試合をした経験は、羽月を成長させるきっかけになった。
「チーム一体となって日々の練習を継続し、一つの目標に向かってコツコツやることを学んだ3年間でした」
技術だけではなく、精神的にも成長した3年間は今の羽月の礎となっている。
羽月隆太郎◎はつき・りゅうたろう
2000年4月19日生、宮﨑県出身/168cm・73kg
右投左打/内野手/プロ7年目・25歳
神村学園高-広島(2018年ドラフト7位)