◆小野淳平 巨人から移籍
<2013年4月28日、青木高広との交換トレード>

 森下暢仁と同じ大分商高出身の小野は、大学時代に開花しドラフト5位で巨人に入団。直球を武器にプロの世界に乗り込んだが、二軍でも思うような結果を残すことができなかった。2013年には青木高広との交換トレードが成立し、カープに移籍。直後のロッテ戦ではアクシデントで降板したバリントンの後を受けて登板し、移籍後初勝利をマークした。2014年にはキャリアハイとなる22試合に登板したが、勝ち星はわずか1勝にとどまった。翌年からは勝ち星に見放され、2017年には一軍登板がないまま戦力外通告を受ける結果となった。現在は古巣・巨人で打撃投手を務めている。

◆一岡竜司 巨人から移籍
<2013年12月25日、FAで巨人へ移籍した大竹寛の人的補償>

 巨人時代は二軍ながら随所で光る投球を見せ、2年目には抑えとして35試合に登板し15セーブ、防御率1.10の好成績を残した。一軍定着は果たせなかったものの潜在能力を高く評価したカープが、FA移籍した大竹寛の人的補償として獲得を発表。すると2014年から即一軍定着を果たし、16ホールドを記録する活躍を見せた。以降も勝利の方程式に組み込まれ、リーグ3連覇に貢献。2018年にはブルペンキャプテンも任された。カープで積み重ねたホールドは83。昨季はコンディション不良もあり年間通じての活躍とはならなかったが、節目の100に向け背番号30が今季も腕を振り続ける。