◆曽根海成 ソフトバンクから移籍
<2018年7月22日、美間優槻との交換トレード>

 ソフトバンク時代は3年の育成期間を経て、4年目の2017年に支配下登録を勝ち取った。するとフレッシュオールスターでMVPを獲得するなど、二軍のレギュラーに定着。2018年には美間優槻との間で交換トレードが成立し、シーズン途中にカープに移籍した。古巣では一軍出場はわずか2試合にとどまっていたが、カープでは移籍直後にプロ初安打を記録するなど、その後も一軍に帯同。同年の日本シリーズにも代打出場を果たし、ソフトバンクを相手に犠打を決めてみせた。走力と投手以外ならどこでも守れる守備力には定評があるだけに、打撃力の向上で一軍定着を果たしたい。

◆菊池保則 楽天から移籍
<2018年11月29日、福井優也とのトレードで移籍>

 楽天時代は高卒投手ながらルーキーイヤーに一軍登録されるなど、早くから首脳陣の期待を集めていた。しかしながらマウンド上では思うような結果を残せず、在籍11年で一軍マウンドに立ったのは69試合のみ。長らく自身の殻を破ることができなかった。ところが福井優也との交換トレードでカープに移籍すると、その能力が一気に開花。セットアッパーを含む中継ぎ投手の要として58試合に登板し、15ホールド、防御率2.80の好成績をマークした。今季は一時、抑えを託されるなど、再建が急務とされるリリーフ陣の中で軸となる働きが求められている。

◆三好匠 楽天から移籍
<2019年7月2日、下水流昂との交換トレード>

 鈴木誠也らと共に2014年に開催された『第1回U-21野球ワールドカップ』の日本代表に選出されるなど、早くから攻守の両面で能力の高さを評価されていた。しかし、楽天時代は打撃が伸び悩み、周囲の期待に応えるだけの結果を残すことはできなかった。カープ移籍後はサードでのスタメン出場の機会が増え、チームを6連勝に導く本塁打や劇的なサヨナラ打を放つなど大いにアピール。7月以降の加入ながら、カープだけで43試合に出場した。かねてから守備力にも定評があり、今季も試合の要所で抜群のグラブさばきを披露。開幕直後から存在感を示し続けている。