◆豊田清 巨人を戦力外。カープが獲得
<2010年11月16日、戦力外通告を受けた豊田の獲得を発表>

 1992年に西武からドラフト3位指名を受け、プロ野球選手としてのキャリアをスタート。まずは先発として、そして2001年からは抑えとして史上15人目の通算100セーブをあげるなど、黄金期の西武で結果を出し続けた。2006年からは巨人でプレーし、リリーフとして活躍。2010年限りで戦力外通告を受けたものの、中継ぎ投手を求めていたカープが獲得に乗り出し、豊田も現役続行に舵を切った。カープでは32試合に登板し、若手投手の模範となる姿勢を見せ続けた。2勝1敗7ホールドの成績を残し翌年の活躍も期待されたが、自ら現役引退を申し入れ19年の現役生活に終止符を打った。

◆江草仁貴 西武から移籍
<2012年3月10日、嶋重宣との交換トレード>

 貴重な中継ぎ投手として阪神で活躍。1年ながら西武にも籍を置き、2012年には自身の地元球団であるカープにトレード移籍した。貴重な中継ぎ左腕として期待され、移籍初年度は26試合にリリーフ登板。5ホールドをマークしたが、防御率は4点台に沈み、やや消化不良のシーズンとなってしまった。2013年はトミー・ジョン手術により、わずか3試合の登板に終わった。その後も阪神時代のような球威は戻らず、惜しまれながら2017年シーズン限りでの引退を表明した。二軍戦ながら古巣の阪神戦との一戦ということで、最終登板の試合後には両軍ナインからの惜別の胴上げを受けた。