6月7日・8日に、BCリーグ・栃木ゴールデンブレーブス（以下、栃木GB）対群馬ダイヤモンドペガサス（以下、群馬）の試合が行われる。この試合では、両チームの開催日に、それぞれの地域対象者を無料で招待する『市民デー』と銘打って行われる。現在リーグ首位の群馬と、打撃好調で2位につける栃木GBが激突するとあり、さらに注目が集まる一戦となりそうだ。
初戦となる7日は、『矢板市民デー』と題し、栃木県矢板市に在住、在勤、在学する対象者が、入場無料で観戦できる。また、栃木GBの特別企画として、地元矢板市出身の平山大智と地元高校出身の和気悠飛の両選手によるサイン会も予定される。
8日は、『那須塩原市民デー』と題し、群馬県那須塩原市・那須町・大田原市に在住、在勤、在学する対象者が入場無料となる。この日の特別企画には、ファンへも人気の高い、栃木GBの優晟と田端真陽ダッタ(登録名ダッタ)のサイン会が予定されており、両日ともチアパフォーマンスチーム“GOLD LUSH”によるチアパフォーマンスが熱戦に色を添える。
現在リーグトップとなるチーム打率.321を誇る栃木GB打線を牽引するのは、今季、アメリカのオーロニ大から加入したダッタだ。 東海大山形高時代から右の大砲として注目された強打者は、栃木GBでは開幕から2番に座り、リーグ3位の打率.394、リーグ3位の21打点をマークする。本塁打はリーグ16位の2本に留まるが、本人も「自分の強みは飛ばすことよりもコンタクト能力」と語る。
実際に、栃木GBの山森雅文ヘッドコーチも、「バッティングはリーグでも上位。逆方向にも強い打球が打てるので、あとは速い球への対応や、身体のキレがさらに出ると面白い」と、巧打者として高い評価を語った。
また、今季の『NPBチャレンジカップ』でホームランを放ったBCリーガーはダッタと、今季既に8本塁打を放っている三浦ジェスヨロボ大颯(信濃GS＝登録名ジェス)の2人しかいない。NPBの投手を相手に長打力を発揮できることも特筆すべき点だろう。
そして5月21日に『エイジェックスポーツ科学総合センター』で行われた、BCリーグの『能力測定会』に参加した際には、目標としていたスイングスピードが出せず、「シーズンに入り体重が減ってしまったことでパフォーマンスが落ちているので、今後はより栄養摂取に気を配りたい」と、冷静に自己分析をするなど、クレバーな一面ものぞかせた。
大学までは外野手で、現在守るサードは1年前に転向したばかり。強打が注目されるが、「NPBへ行くためにはセカンドやショートも守れるようになりたい」と守備でも意欲を示す。目標はフェルナンド・タティス・ジュニア(パドレス)やフランシスコ・リンドーア(メッツ)のような華のある選手という。熱戦が想定される群馬戦でダッタの活躍に注目が集まる。
■試合情報
6月7日(土)13:00プレーボール
栃木ゴールデンブレーブス vs 群馬ダイヤモンドペガサス
システム興産スタジアム(栃木県矢板市幸岡1954)
6月8日(日)13:00プレーボール
栃木ゴールデンブレーブス vs 群馬ダイヤモンドペガサス
石川スポーツグラウンドくろいそ(栃木県那須塩原市上厚崎664)
【栃木ゴールデンブレーブス】に関する詳細は公式サイトをご覧ください。
