交流戦を終えて、優勝争いに向けて熱い戦いが続くカープ。二軍でも熱き若鯉たちが、一軍昇格の時を虎視眈々と狙っている。今回は、2024年育成ドラフト1位で加入した大型ルーキー・小船翼の声をお届けする。(数字は6月15日時点のもの)

身長198センチは、同じ投手の菊地ハルンに次ぐ長身だ

 プロ1年目、三桁の背番号を背負い二軍で奮闘を続ける大型ルーキーの小船。

「高校とは、打者の力も全然違う。でも、ここまで練習を重ねてきた成果も少しずつ出せてきているのではないかと思います」と、プロの世界を体感中だ。

 「相手打者に対して、一人ひとり、必死に投げているという感じです。今は全員に対して神経を使って投げているという感覚です」としながらも、「真っ直ぐが、良いイメージで落ちていると思います。そこが自分の強みでもあるので、継続したいし、もっと磨いていきたい」と手応えを語る。

 目指すところはもちろん支配下登録、一軍昇格だ。

「まずはしっかり基礎をつくって、少しずつ支配下に近づいていきたいです」。

 4月には二軍で初登板も果たした。198センチの大型右腕の伸びしろに注目したい。

■小船翼(こぶね・つばさ)
2006年6月20日生、神奈川県出身
198cm 116kg/右投右打/投手/プロ1年目・18歳
知徳高ー広島(2024年育成ドラフト1位)