交流戦を5割で乗り切り、熱い戦いが続いているカープ。二軍では熱き若鯉たちが、一軍昇格の時を虎視眈々と狙っている。今回は、県岐阜商高から2021年ドラフト7位で入団した捕手・髙木翔斗の今に迫った。(数字は6月15日時点のもの)
春季キャンプではオープン戦から一軍に合流。初の一軍出場に燃える若き捕手は、「守備がまだダメです。捕るだけでなく、他の部分でもアピールしていかないといけないと思っています」と話す。
『扇の要』とも呼ばれるポジションは、捕球、打撃だけでなく、試合の組み立ても重要の役目の一つだ。「どうやって試合をつくっていくかが大事です。そこをもっと勉強してやっていきたい」
一軍では坂倉将吾ら乗り越えるべき壁も高い一方で、身近に素晴らしいお手本がいることも確かだ。
「とにかく他の捕手の試合を見ています。投手とのコミュニケーションも、常に意識しています」
日々の中から貪欲に学ぶ姿勢には、一軍への強い思いが感じられる。初の一軍マスクに向け、4年目捕手の挑戦は続く。
■髙木翔斗(たかぎ・しょうと)
2003年8月12日生、岐阜県出身
187cm 96kg/右投右打/捕手/プロ4年目・21歳
県岐阜商高ー広島(2021年ドラフト7位)