マツダスタジアムのビジョンに流される『それ行けカープ<著名カープファン・リレー映像>』に出演。また自身の入場テーマ曲『STARDUST』が2018年からチャンステーマ(『攻めろ!』)として使用されるなど、熱狂的な鯉党として知られる“プロレス界の4番”内藤哲也。制御不能な男が、ほとばしるカープ愛、そして新日本プロレスを語り尽くします!

※毎月第2、第4金曜日掲載。

いよいよ明日に迫ったEVIL選手と内藤哲也選手によるIWGP二冠戦。カープのチャンステーマでもある『STARDUST』が、ついに明治神宮野球場にこだまする。

◆オレにとって身近な神宮球場で試合ができるのは素直にうれしい

 広島アスリートマガジンWEBをご覧の皆様、2週間ぶりの内藤哲也です。

 このコラムが更新された翌日、新日本プロレスにとって21年ぶりとなる明治神宮野球場大会(8・29『SUMMER STRUGGLE in JINGU』)が開催されます。オレは21年前の大会をレフトスタンドから観客として見ていて、あれから21年経って、まさかまた神宮球場で野球…じゃない(笑)、新日本プロレスの大会ができるとは思ってなかったですね。

 規定によりお客様は5,000人までしか入れることができないですけど、神宮球場で試合ができるのは素直にうれしいです。東京ドームでもいまだにドキドキしちゃいますけど、子どもの頃から何度も野球を見に行っている神宮球場の方が、オレにとっては身近な球場ですからね。

 カープの選手は普段、ベンチからこういう感じでグラウンドが見えているんだなとか、マウンドからスタンドはこういうふうに見えるんだなとか、ベンチ裏ってこうなっているんだなとか、きっと試合直前まであちこちをウロウロして、カープファンの気持ちが抜けないでしょうね。本音を言えば3塁側のブルペンでキャッチボールでもやりたいぐらいですけど、さすがにそこはグッと我慢しますよ(笑)。

 21年前はファンとして神宮球場大会を見ていて、とにかく暑かった記憶がありますね。でも、たまに吹く風が気持ち良くて、そういうところから野外っぽさを感じていました。野球のときはレフトスタンドでスクワット応援をしていたのが、プロレスのときはジッと座ったままレフトスタンドで見ていたので、そこも普段とは違って違和感がありました(笑)。

 プロレスラーになってからは、あまり野外での試合経験はないんですけど、やっぱり気になるのは暑さですよね。あと、ファンとして見ていたときは気持ち良く感じた風が、試合ではどれぐらい影響するのか。いろいろと不安なところもありますが、野球観戦で何度も行っている野球場で初めて試合ができるので、いまは楽しみの方が大きいです。