9月27日、ベスト電器スタジアムで行われた明治安田J1リーグ第32節(サンフレッチェ広島ーアビスパ福岡)は、前半17分に幸先よく先制した広島が、後半にも追加点をあげ2得点。終盤に1点を返されたものの逃げ切りに成功し、4試合ぶりとなる勝ち点3をつかんだ。

決勝ゴールをあげた田中聡(写真は5月3日撮影)

 試合は前半から広島がペースを握る展開となった。17分、福岡陣内に押し込むと菅大輝が相手のクリアミスを逃さず中央の加藤陸次樹へパスを送り、これを受けた加藤がシュートを放つ。ジェルマンに当たったボールは相手GKの逆をついた先制ゴールとなった。

 その後、福岡に攻め込まれる時間帯が続いたが、GK大迫敬介の好セーブ、キムジュソンら守備陣の好守でゴールを割らせなかった。後半86分、中島洋太朗のパスを左サイドに抜け出した木下康介が受け、中央に駆け上がっていた田中聡へパスを供給。GKと1対1に持ち込んだ田中が倒れ込みながら押し込み、追加点を奪った。アディショナルタイムに福岡に1点を返されたものの、逃げ切りに成功。8月23日の東京V戦以来となる勝ち点3を手にした。

 広島は9月30日にホームで開催されるACLEリーグステージMD2で、上海海港と対戦する。