◆2017年/持ち前の足を活かし活躍。外野手にも挑戦

 一軍が2連覇を果たした2017年は、プロ1年目を上回る37試合に出場。要所でチームの勝利を呼び込む好走塁を見せ、プロ初盗塁もマークした。秋からはより多くの出場機会を求めて外野手への挑戦を始め、さらにユーティリティー性を強めていく。

◆2018年/初のシーズン一軍帯同

 春季キャンプから6つのポジションに就き、ユーティリティーぶりをアピール。打席に立つ機会こそ少なかったが、シーズンを通して一軍に帯同し、前年を上回る59試合に出場し、6盗塁をマークした。また、野間峻祥と高橋昂也のヒーローインタビューに謎の通訳として登場するなど、ムードメーカーとしてもチームを盛り上げた。

◆2019年/右打ち専念で打撃でも活躍。代打出場で決定機を演出

 一軍で31試合に出場。代打で登場しサヨナラ勝利を呼び込む安打を放つなど、要所で活躍を見せた。シーズン途中からは、取り組んできたスイッチヒッターを止め、右打ちに専念した。

◆2020年/初のサヨナラ打を放ち、涙のヒーローインタビュー

 2019年までは主に守備固めでの起用が多く、スタメンは6年間でわずかに7試合にとどまっていた。しかし、この年は50試合でスタメン出場を果たすなど、大きく飛躍した。8月には自身プロ初となる劇的なサヨナラ打を放ち、お立ち台では涙を見せた。

◆2021年/好調を維持する打撃に加え、チームを救う好守も飛び出す

 新型コロナウイルスの影響で春季キャンプから無観客試合が続いたこのシーズンは、63試合に出場し15安打2打点。9月のDeNA戦では、ライナー性の打球をジャンピングキャッチをした後、一回転してフェンスに激突するという体を張った好守備を見せ、存在感を示した。

◆2022年/プロ10年目の大ブレイク! “恐怖の8番打者”として存在感

 初の開幕スタメンを勝ち取り、打線のつなぎ役となって開幕6連勝の立役者に。シーズンを通して安定した打撃を見せ、プロ通算477打席目での初アーチを含む2本塁打を記録。94試合に出場し、261打数80安打18打点といずれもキャリアハイ、規定打席には達しなかったものの打率.307をマークした。

◆2023年/つなぐ4番として打線を支える

 84試合に出場し、247打数64安打17打点8盗塁。守備では捕手、投手、ファースト以外の6つのポジションをこなし、打撃でも初の4番に座り「つなぐ4番」として起用に応えた。代打打率はチームトップの.467。国内FA権を取得したが、即座に残留を表明した。

◆2024年/2年ぶりに開幕スタメンも、故障にも苦しんだシーズン

 2022年以来となる開幕スタメン入りを勝ち取る。5月には故障による登録抹消があったものの、6月に一軍復帰すると再びスタメンで活躍。シーズン後半は末包昇大にスタメンの座を譲る期間もあったが、最終的には62試合に出場し打率.207をマークした。

◆2025年/一軍出場はわずかに20試合。戦力外通告を受ける

 開幕は二軍スタートとなった今季、5月20日に初昇格を果たすとシーズンを通して20試合に出場。打率は.192と苦しんだ。8月2日に登録抹消されると、以降は一軍に上がることのないまま10月1日に戦力外通告を受けた。
 プロ通算561試合、843打数211安打50打点3本塁打、打率.250(10月2日時点)