10月15日、坊っちゃんスタジアム(愛媛県松山市)で、第21回全日本女子硬式野球選手権の決勝戦が開催され、エイジェックが神戸弘陵学園高校を破り、3年ぶり2度目の優勝を果たした。
今季監督に就任した中﨑雄太監督率いるエイジェックは、劣勢をはね返す粘り強さが光った。
エイジェックは、準々決勝の九州ハニーズ戦では、終始リードを許す展開となったが、最終回に3点差を追いつき、延長タイブレークとなった8回にサヨナラ勝ち。
続く準決勝の読売ジャイアンツ戦は、11安打を浴びながらも投手陣が試合を作り、7回にサヨナラ勝ち。接戦をものにする戦いで決勝に駒を進めてきた。
決勝でも、1点を追う展開となったが、5回、二死満塁の好機をつくると、3番・大野七海が左越えに走者一掃の二塁打を放ち逆転。6回にも代打・島田羽菜の犠飛と2番・高橋奈央の適時打で2点を加点し突き放した。
神戸弘陵学園は3番の山本詠が3打数3安打で打線を牽引したが、エイジェックの堀明日香、永田聖佳、竹村理の継投の前に屈した。
また、最優秀選手賞には、準決勝でサヨナラ打、決勝では逆転の三点適時二塁打を放った大野が選出された。
<エイジェック 優勝までの軌跡>
10/11 1回戦 エイジェック 8-1 10Carat
10/13 2回戦 エイジェック 8-0 日本大国際関係学部
10/14 準々決勝 エイジェック 6-5 九州ハニーズ(延長8回)
10/14 準決勝 エイジェック 2x-1 読売ジャイアンツ
10/15 決勝 エイジェック 5-1 神戸弘陵学園高校