11月26日、カープの栗林良吏がマツダ スタジアムで契約更改に臨んだ。
プロ5年目となる2025年シーズンはクローザーのみならず、セットアッパーとして登板する機会も増えた。3年連続50試合以上となる55試合に登板し、1勝1敗23ホールド、10セーブを記録。2026年シーズンはプロ入り後初の先発に転向することが発表されている。
契約更改後の会見に臨んだ栗林は、「すごく良い評価をしてもらった。大満足です」とコメント。開幕当初はクローザーを任されたものの、シーズン途中の配置転換も経験した2025年だったが、球団からは『(クローザーという)持ち場からは外れてしまったが、1年間一軍で頑張ってくれた。来年は先発としてと期待している』と評価されたと明かした。
自身の成績については「配置転換には悔しい思いもありましたが、それでも一軍に置いていただけたことには感謝しています。その期待に応えたいという気持ちが、配置転換後の成績に現れたのかなと思います」と振り返り、「中﨑(翔太)さんをはじめ、島内(颯太郎)や森浦(大輔)といった他のリリーフ投手と一緒に戦っているという気持ちでやってきました。投球のテンポなど、配置転換されてから良くなった部分もあるので、来季も継続していきたい」と意気込んだ。
先発への転向は「不安もある」としながら、「リリーフは1イニング勝負な部分もあったが、先発は長いイニングを投げることができなければいけない。今は長いイニングを投げられる体づくりをテーマに取り組んでいます。先発になったからといって、球速が落ちたり、球のキレがなくなったと言われるようではダメだと思う 」と語る。
「自分ももうルーキーではない。先発は初めてだが、『初めて』というのを抜きにして、6年目の投手として貢献していきたい。球団からは先発として貯金をつくれるようにと言われたので、しっかり貯金をつくれる投手になりたい。まずは先発として開幕ローテーションに入ること」と決意を語った。オフは広島で自主トレに臨む予定だ。

